「あぁ、飯食べてなかったな。何にする?」
ま、まさか…一緒に食べようとしてる?
今までの流れから一緒に食べるのは目に見えてるけど…
断ったところで着いてくるのは目に見えてるし…でも、自分の気持ちに素直になったら嫌だ
みんなに見られるのも嫌だし…
よし!断ろう!と一条様にごめんなさいしようとしたところで翼くんが「僕たち、交流も含めて別のところで食べてくるから2人は上で食べてきなよ」と言われた
「え、僕もそっちで…食べたい…みんなと交流したい…」
「まぁまぁ、ゆずたん…ほら行ってきて」とウィンクして、さもいいことしたような感じで流されてしまった
「いやいや、誤解しないで!翼くん!」
「わかってるから!まぁ、2人でね!」
何をわかってるの!?翼くん!何も分かってないよ!?
なぜか、一条様にも促されて2階に行かされた
「え、ちょっとォォォォォ!」
向かい合って座る
居心地の悪い沈黙を遮り一条様が喋る
「夏休みなにかしたいことはあるか?」
一条様と一緒じゃなければ、何やっても全然大丈夫!
苦手なお化け屋敷でも大丈夫!
んー花火とか見たいし!お祭りとか!!
「そうですね…花火、お祭り、スイカ割り!海とかみたいですね~」
「じゃあ、〇月▲■日~〇月▲ ●日開けといてくれ」
2週間!?
「え、嫌ですよ」
思わず言ってしまった…
それには2つの嫌があって、一条様と行くのと、2週間ゴロゴロできないってこと…しかも!2人っきり!嫌に決まってる!
「そう、照れるな。ゆずの友達も誘っていいから別荘に行こう」
驚いた…今までの一条様には考えられない。絶対友達は連れてっちゃダメって言うと思ったのに…
2人っきりだと勝手に認識してたけど、友達連れて行っていいなら…でも、お金かかるのかな…
「一条様、出費は…」
「出費?俺が全部支払う。服だけ!持ってこればいい」
服のところ強調されたのはよく分からないけど出費がゼロ!ってことだよね!
こ、これは行くしかない!
友達と行くってなると…最近、かおりくんと翼くんは一条様側だし…唯くんも誘ったら庇ってくれるかもしれない!
「じゃあ!行きます!予定開けます!BBQとかもいいですよね~」
「そうだな、別荘以外にも夏祭りデートと手持ち花火をしよう」
「それは、友達付き?」
「いや、2人っきり」って言い切ったところでいい匂いのステーキが届いた
コメント
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最近はゆずちゃんの見方少なくなってきてるような…(^_^;) 別荘!友達あり!良かったね!(o^∀^o)でもしてやられたりな気も… 面白かったです!(*^-^)続き待ってます!o(*⌒―⌒*)o