テラーノベル
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#### 第3話「突然の告白と、危険な視線」
昼休み。
「ねぇ、いちか」
(……え?)
名前を呼ばれて振り向く。
同じクラスの男子。
正直、あんまり話したことない。
「ちょっと、いい?」
周りがざわつく。
(え、これまさか…)
屋上。
風が少し強い。
「いちかってさ」
男子が少し照れたように笑う。
「転校してきたばっかだけど、すごい人気じゃん」
「そ、そんなことないよ」
否定するけど、たぶん本当。
「俺さ」
一歩、近づいてくる。
ドキッとする。
「いちかのこと、気になってて」
(やっぱり……)
「だから——」
真っ直ぐ見てくる。
「俺と、付き合ってほしい」
——告白。
頭が一瞬真っ白になる。
「……えっと」
どうしよう。
まだ来たばっかりだし、
正直、そういうの考えてなくて——
「ごめん、まだ…」
断ろうとした、その瞬間。
ガチャ
「ふーん」
聞き覚えのある声。
📱「面白いことしてるね」
(うわ最悪のタイミング)
シャルナーク📱が立っている。
「シャルナーク…」
📱「いちか、困ってるでしょ」
そのまま、自然に隣に来る。
📱「答えなくていいよ」
「え?」
📱「代わりに俺が答えるから」
いやちょっと待って!?
「おい、なんだよお前」
📱「ん?」
にこっと笑う。
でも——
📱「いちかに近づかないでくれる?」
空気、一瞬で冷える。
「は?関係ないだろ」
📱「あるよ」
シャルナークの手が、私の肩に回る。
📱「この子、俺のだから」
(え????)
「は!?ふざけんなよ!」
📱「ふざけてないよ」
笑ってるのに、怖い。
📱「ね、いちか」
顔を覗き込まれる。
📱「嫌でしょ?」
「……」
正直、怖い。
でも——
少しだけ、安心してる自分もいる。
「……ごめん」
男子の方を見て言う。
「付き合えない」
「……そっか」
少し寂しそうにして、去っていく。
静かになる屋上。
「……あのさ」
シャルナークを見る。
「さっきの“俺の”ってなに?」
📱「そのままの意味」
即答。
「いや意味わかんない」
📱「わかるでしょ」
一歩近づいてくる。
📱「いちかが他の男と付き合うの、嫌だ」
「なんで…」
📱「好きだから」
——え。
思考、停止。
📱「さっきのやつに取られそうで、ちょっと焦った」
軽く笑う。
でも、目は真剣。
📱「だからさ」
手を取られる。
📱「俺と付き合う?」
心臓が、うるさい。
さっきまでの告白とは、全然違う。
重さが違う。
「……急すぎるよ」
やっと出た言葉。
📱「うん、知ってる」
優しく笑う。
📱「でも、待つ気ない」
(この人ほんとに……)
その時。
📕「……随分と勝手だな」
またこの声。
振り向くと、クロロ📕。
📕「いちかの意思を無視するな」
「……クロロ」
📱「別に無視してないよ」
📱「ね、いちか?」
視線が集まる。
(無理無理無理!!)
📕「いちか」
クロロが静かに近づく。
📕「焦って決める必要はない」
低くて落ち着いた声。
📕「ゆっくり考えればいい」
その言葉に、少しだけ安心する。
でも——
📕「ただし」
目が細くなる。
📕「簡単に譲るつもりもないがな」
(え??)
📱「へぇ、やる気じゃん」
📕「最初からだ」
空気、またピリつく。
🌂「うるさいね」
いつの間にかいるフェイタン🌂。
👊「告白大会かよ」
フィンクス👊が笑う。
💧「いちか人気」
シズク💧がぽつり。
🪡「面倒なことになってるわね」
マチ🪡ため息。
🔫「でも、少し楽しそうね」
パクノダ🔫が微笑む。
(なんで全員いるの!?)
📱「で、いちか」
また顔を覗き込まれる。
📱「どうするの?」
📕「無理に答える必要はない」
2人の視線。
逃げ場、なし。
(……どうしよう)
でも一つだけ、分かる。
(この人たちと関わった時点で——)
もう、普通には戻れない。
いちかの恋は——
一気に、加速し始めた。
コメント
9件
いちかちゃんモテモテ〜!良いなぁ、シャルとクロロにモテたいぃ続き楽しみ!
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