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いよいよ今日から高校生になるこのお話の主人公関市向葵。
今はクラス表を見ているところなのだが
後ろすぎて何も見えん…!
もうちょい早く来たら良かった…来る時間しくった!!
「関市向葵1年3組15番」
いきなり個人情報!?と思い横を見た。
『…しょうちゃん!?』
私の隣には小中5年生以外クラス全部一緒という腐れ縁がある大平翔太が居た。
「よっ、後ろにクラス表睨んでる奴居たから教えてあげた 俺ら一緒なクラスだってよ
これもう奇跡とは言えないよな」
『そもそも高校一緒なのも奇跡…』
腐れ縁ってのはこんなにすごいものなのか…
しょうちゃんは高身長で運動ができて勉強ができてそれでいて優しいというまさにモテの象徴と言える存在であり、女子からはモテていた。
そんなしょうちゃんとは仲が良かった。
『しょうちゃんはこの高校推薦?』
中学バスケ部だったしょうちゃんに尋ねた。
「全然、俺バスケ部興味本意で入ってたし」
『へぇ〜そうなんだ、中学の頃だけやってた感じ?』
「そうそう、向葵は?」
『私は特に何も、とりあえず家から近かったから』
「わぁ俺と同じ理由」
『腐れ縁ってのはすごいね』
そんなことを言っていたら教室に着いた。
もう既に何人か来ていた。
『流石に席は遠い見たい』
「まぁ五十音順でいったらそうなるよな」
それからしょうちゃんと少し話をして担任の先生が来たところで話は終わった。