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「監督生さん、この度は撮影のご協力ありがとう御座います^^」

「私何も聞いてないんだけど!?何このカメラ!!!は!?」

「言ってませんでしたっけ?」

「言ってませんが???」

「それは失敬。ゴホン、今回の企画は要するに鬼ごっこです。ユウさんは逃げる側で鬼は全員です。頑張って逃げてくださいね」

「は????いや私が逃げ切れるとでも??後それ私にメリットない!!!というか学園長なんで受けようと思ったんです??」

「それはマドゲフンゲフン、勉学に励む生徒達に楽しい事があってもいいかと思い受けたのですよ。それになにより面白そンン゙、なんでもないです。まあそんな理由により依頼を受けたのですよ。それと、ユウさんが逃げ切れるとは微塵も思ってませんので、こちらで特別に用意しました!」

「うわうざ」

「真顔で言わないでくださいユウさん。こちらで用意したこのシューズを履いて逃げてもらいます。このシューズには倍速魔法が掛かっているのでユウさんが逃げ切れる可能性ができます。それだけでも逃げ切れる確率が低いと思いこの目くらまし等のアイテムも使って良いですよ」

「サラッと煽ってくるよね。そんなんだから嫌われるんですよ」

「私は嫌われてません!!」

「ああ、自覚が無かったんですか?可哀想に」





「今から鬼ごっこしまーす!」

「捕まえたら…監督生を一日好きにしていい!」


校内放送から流れた言葉。ピコンッ!と電撃が走ったような感覚をあとに、全員が一瞬で走り出した。中には箒に乗って追いかける者や絨毯に乗って追いかける者もいた。こらそこ弓持たない、何をする気だ。ツイステ世界でも屈指の名門校を誇るNRCが少女1人の為にこんなにも必死になっている様に視聴者はドン引きた。因みにどこぞのツノ太郎も参加しているが魔法を制限されている様で。君が本気出すと一瞬で終わっちゃうからね、仕方ないね


「なんでほとんど全員参加ぁ!?おかしくない!?クソっマジあの烏許さん!!いっつも厄介事持ち込んでさ!!!私が逃げている間誰がグリムの世話すんだよあのクソ烏!!!グリムがもし泣いてたりしたらドロップキック食らわすぞオラァ!!!!!つーか箒で突進してくんな!!唸れ私の両脚ぃぃ!!!!!!!」


これまた必死に逃げ惑う監督生にドン引く視聴者。そしてこの様子から彼女はいやいや参加された様子でしかもいつも何やら無茶振りをされているようだった。そんな学園長にドン引く以上に軽蔑した視聴者。烏はざまぁみろ


「皆早過ぎないかな!?レオナ先輩なんで参加してるんです!?こんなくだんない事に参加するくらいなら授業参加しろや!!!

「あ?」

「アッ嘘ですごめんなさい加速しないで!!!誰かお願い助けて!!!」

「狙った獲物は逃さないってのが俺達のジョーシキなんスよ!」

「シシシって笑ってるのは可愛いけどそれよりそんな常識は知らん!!!回れ右しろ!!!」

「…そこまで嫌か?なら俺はこの企画降りるが…」

「えっジャック好き………ジャックになら捕まっても良いわ。いや嫌ではないよ?けど逃げないと何されるか分からないからね、特に指定暴力団」


何やってんだあいつとばかりに頭を抱えるレオナ兄。いや国王がなんでこんな企画見てんだ。ラギーのおばあちゃんはこの企画見てるかな…ジャックの家族は尻尾振りながら見ている様だ。可愛いな


「ひえっカリム先輩が笑ってない!!!何あのガチの表情見た事ないけど!!?ジャミル先輩なんで止めな……いやその顔はやる気満々だな帰れ!!!回れ右して!!絨毯もやる気出さないで!!!!」

「監督生、1回後ろを向け。そして俺と目を合わせろ」

「絶対ユニ魔するでしょ拒否します!!後普通にジャミル先輩の顔直視するの嫌です!!アッ違うそういう意味じゃないから殺気が!!!!違うの顔がいいから眩しすぎるって意味だから!そのオバブロする勢いやめて!!!!!!!」

「監督生ー!悪い様にはしないから安心しろ!ただ家に招待して親とちょっと顔合わせるだけだ!!」

「いつもの笑顔に戻ったのは良いとしてなんか嫌な予感するんで拒否します!!!!それに前招待して貰ったんで大丈夫です!!いや嫌って訳ではないんですよむしろ嬉しいです嬉しいですから急にスンって真顔になるのやめて!!!!」


ついに息子にも春が来た…!と嬉しそうにそわそわとするカリム父。あんなジャミルにも春が来た…?!と嬉しそうにするジャミル妹。とりあえず今日は宴だ好きに飲み食いしろ!赤飯炊けー!と王宮(?)は大騒ぎ。言っておくが監督生はまだ了承した訳ではない。


「ヴィル先輩に追い掛けられるとかヴィル先輩ファンに殺されそうだな私!!返り討ちにするけどさ!それより箒の乗り方も綺麗ですね先輩。後その瓶はなんです???正体不明だから余計怖いんですよ」

「当然よ。この瓶は気にしないで頂戴。大丈夫よ、飲ませる訳では無いわ。ええ、飲ませる訳では無いわよ。」

「それは飲ませはしないけど浴びせはするって言う解釈で宜しいです???」

「……」

「無言やめて???」

「やあ、トリックスター!」

「ミ゚ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!??」

「やべっ変な声出た!!ルーク先輩急に現れないでくださいっていうか並んで走るな!!!なんで箒に乗ってるヴィル先輩より早いんですか!?おかしくない!?狩人だからですか!?」

「その通りさ!戸惑いながらも全てに反応し突っ込むその姿勢!美しい!ボーテ、100点!!!」

「うわ顔がいい…じゃなくて先輩ルール知ってます??捕まえるんですよ???一緒に走るんじゃないんです捕まえるんです。並走しなくていいの。けど捕まらない方が私的には嬉しいのでやっぱそのままでいいです!!!」

「………」

「アッその顔やる気出してる時の顔だスピード上げろ!!逃げろ!!全力で!!!頑張れ私ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

「か、監督生サン…!逃げ切って欲しいけど僕は監督生サンと焼肉パーティーしたいべ……じゃなくて、したい!」

「天使か?????肉パは良いけどエペルの隣のヴィル先輩の顔見て?焼肉パーティーって単語に分かりやすくキレてるよ??焼肉パーティーじゃなくて林檎パーティーにしない?アッヴィル先輩の顔が少し和らいだわ。」

「林檎パーティー!いいべ!丁度実家がら林檎がたげ沢山おぐられてきだんだべ。」

「エペルになら捕まってもいいわ私。むしろお金払うから捕まえて欲しいわ。くそっなんでわざと捕まっちゃダメなんだあのクソ烏…学園長余計な事しやがって!!!」


ヴィル様頑張って!!と、意外にもヴィル様の恋なら応援しますわ!のスタンス。民度高いね。謎の瓶はフル無視らしい。あのルークが本気になった…?監督生、終わったな。と日頃ルークに追いかけ回されてる獣人達は哀れみの目を向けた。一方エペルのばっちゃん達はせっせと林檎やらを箱に詰めている。え?最後まで見ないのかって?でぇじょうぶだ、録画してあんべ。


「小エビちゃん待ってーーー♡」

「わあすっごい笑顔!!!因みにフロイド先輩なんでそんなにやる気なんですか!!!!??」

「小エビちゃんを海へ招待したいから〜。」

「えっ私沈められんの?????フロイド先輩だけには何がなんでも捕まりたくないんだけアッごめんなさいごめんなさい嘘です!!!嘘ですだからスピードアップしないであのフロイド先輩がマジの真顔って怖いんですってぇぇぇぇ!!!!!」

「おやおや、僕の事は無視ですか?」

「今までに無いくらいのスマイルで追いかけ回されてたからフロイド先輩が2人いるかと思いましたよジェイド先輩だったんですね!あとこれ冗談なんで加速しないで貰っていいですかなんで余計な事言ったんだ数秒前の私ぃ!!!!!!」

「大丈夫です少し(永久)だけ僕と一緒に海へ行ってもらうだけですから。」

「殺意高いですね!!!!!????そんなに嫌でしたか!!??」

「アズール先輩に関しては体力少ないんじゃなかったの!?なんでそんなに走れるんです!!?」

「僕の得意分野をお忘れですか?身体強化と体力上昇の魔法薬を作ったに決まってるじゃないですか。そうでもしなければこの化け物ウツボに並行して走れるわけないでしょう。」

「それドーピングでしょ!!!!もうやだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

「慈悲の心で海へ引きずり込むことはしないと決めていたのですがどうやらその心配はなさそうですね。」

「これは死んだな私。」


フロイド、ジェイド頑張って!相手の了承なしは色々不味いけど隠蔽なら得意よ!いや得意よじゃないんだわ逃げて監督生!!あっ、現在進行形で逃げてましたねごめんなさい。あのアズールがこんなに夢中になるなんて…お母さんは応援するわ!お父さんも応援するぞ!説得(という名の洗脳)なら得意だ!…カッコの中は見なかったことにしよう。












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