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俺には尊敬している人がいる。昔からの友達で、今までずっと一緒に過ごしてきた。だけどその子はいつも上手く笑えていなかった…。
【リーフ🍃】「ただいまぁ〜!あれ?サンダーは?」
【ファイア🔥】「あー…サンダーなら…どっか行ったぞ?確か…美術室に用があるって…。」
【リーフ🍃】「美術室…?」
とある日の夕方…いつもその子は先に帰ってたはずだった。だけどその日は、なぜかいなかった。
〜美術室〜
【リーフ🍃】「あっ…。」
【サンダー⚡】「…。」
美術室に急いで行くと、静かに黙って絵を描いてるあの子がいた。窓から差し込む夕日がずっと眩しくて、あの子のとこだけ影になってて、どこか寂しそうに見えた。
【リーフ🍃】「サンダー…?どうしたの…?こんな遅くまで…一緒に帰ろうよ…。」
【サンダー⚡】「あ〜…リーフ…いたの?」
【リーフ🍃】「なんで急に絵なんか…」
【サンダー⚡】「単純に描きたくなったからだよ。あと…相変わらず絵が上手いね…。あそこに飾られてる絵…リーフが描いたんでしょ?」
そう言ってあの子が見る先には、去年優秀賞まで取った俺の絵があった。確か…秋のコンクールに出した風景画だったはず…。
【リーフ🍃】「え…えへへ…なんか嬉しいな…そう言われると…。」
【サンダー⚡】「俺…リーフの絵…好きだよ。いつも繊細で綺麗なんだもん。いつか絵の中に吸い込まれそう。」
【リーフ🍃】「…。」
あの子が俺の絵を褒めた後…俺は気付いてしまった…。サンダーは今…泣いていることに…。