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え、え、いいえだよね?紅花? いやはいでも物語的に面白いけど… 紅花視点めっちゃ良き…!!
紅花回
紅花視点
紅花主人公
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作風が違うのは紅花回だからだよ!
次の話には戻るからね!
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「……」
紅花は無言で起きた
「おはよ」
この国は挨拶が必要らしい、
礼儀やら作法やら面倒臭いったらありゃしない。
「……」
紅花は無言で何で寝てたか考えた、
そういえば彼奴を懲らしめた後眠くなったんだっけ
結論はすぐに出た。
龍賀は買い物、何も無くともわかる、
人はこれを凄いと言うらしい。
少し考えれば分かるのに、何故だろう。
そしてもう一つの問題があった。
否、問題が居た。
「魔人くん」
私は何故かそう呼んでいる。
恐らく呼び名が一番短いからだろう。
「問題と例えるなんて辞めて呉ませんか?」
「いいじゃん。」
これは本心、恐らく本心。…否、建前であった。
「本心でも建前でも何でも良いですよ。」
「要件、教えてー!」
考えたら直ぐ分かることを訊いた。
何故だかは分からないが、もう染み込んでしまっているんだと思う。
「少し、話がありましてね。」
「丁度良かった。」
これは紛うことなき本心、私も魔人くんと話したいことが有ったからだ。
「まず、其れは何なのですか?」
「其れと言われても分かんないよー!」
嘘である、半分嘘である。
其れがどっちなのかは分からなかった。
「其の紅花ですよ。」
「…何言ってるの?」
私も何故こう返したのかは分からないが、
『紅花』ならこうすると思った。
「紅花さんでは無いです。貴方ですよ。」
怯えながら紅花は発言した。
「…ほんとに意味分かんないよ?」
嘘だ、これは絶対。何で分かった。
「正確に言ってあげましょうか?」
いやだ、否、もう言ってくれた方が善いかもしれない。そっちの方が善い。
「紅花、を演じている貴方です」
「………」
何も言い返せなかった。嘘だろう?
嘘で有って欲しかった。
あの名探偵も自殺愛好者すらも欺いた、
『紅花』が破られたのだ。
「何も言い返せ無い、と云うことは図星、という事で善いですね。」
あぁ、正にその通りだ。現に私は何も言えない。
「………」
私の頭は回る、良く回る。だが、魔人相手に対処法は出なかった。
人間は、恐怖心というものには勝てない、という事を改めて実感させられた。
私は今、怖いのだ。『紅花』が破られ、『私』を出そうとしている。
この魔人が、怖い。
「怖がらなくても大丈夫ですよ。」
「……怖い。」
この「怖い」は、魔人に対してでは無かった。未来が、怖いのだ。
皆はお道化にとって、一番怖い事は何だと思う。「私」はお道化を剥がされ、「私」について話される事だと思う。否、思うではない。そうである。
「貴方について、皆に言うつもりはありません。」
「…ぁ」
安堵した、今のは本当の発言だ。
魔人が誰にも話さないのなら、怯える事は無い。
「落ち着きましたか?」
「落ち着いた。」
嫌という程落ち着いたよ。
「良かったです。」
「話は其方からで良いよ。」
ぶっちゃけ、何の話か、というのはもう分かってるから、話の短い方を優先した
「ありがとうございます。」
何故、礼をする?
勧誘だ、解っていた。
そして答えも決まっている。
「---」
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はい、終了です!
ごめんね、気になる所で終わって。
この話は覚えとくと良いよー。
作者が言ってるから覚えとった方がいいよー!
では、終わりです。