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《 … ぉはよ ー ございます 。 くじ , しゅっきーん 。 》
救急隊 の 無線 に , 一つ やる気 無い 声 が 響く 。
皆 から 「 くじさん 」 と 呼ばれる 彼女 は 今日 も 白衣 の 下 に グレー の パーカー を 着て , ロビー に 寝転がる 。
床 に 広がる 少し 青みがかった 淡い 黒色 の 髪の毛 が , 少し きら , と 光った 。
くじ side
mm「 くじさーんっ ! 」
「 … ももみ 。 」
mm「 も 〜っ まぁた 寝っ転がってる ! 」
頬 を ぷに 、 と 指 で 押される 。優しく 押して くれる 所 は やっぱり まだ 力 入らない 12歳児 だからか 。
「 ん “ぇ , 」
mm「 んふ 〜っ! ぷにぷにぃ ー!! 」
「 … ももひ が 楽しひぃ なら , 」
やっぱ ももみ は 可愛い 。
ももみ と わちゃわちゃ していると 病院 の 扉 が 開き , 雷堂 , 鳥野 ,ノビー , ドングリ さん が 警察 の 人 を 連れて 入って来た 。
… 五月蝿い 人達 だ 。 警察 も あかん 人 。
gn「 ぁ , 睡眠魔 やん 。 」
「 ぅーるさぁい 。 」
鳥野 には 前 , 昼寝 している 所 を 3度 程 見られて 変な 渾名 付けられた 。
… くそだ 。
ms「 こら , ももみ先輩 だめですよ 。 」
mm「 ぇ 〜っ! くじさん の ほっぺ ぷにっぷに なのに ーーっ! 」
ましろ だけ … 信じられる のは … 。 と 思っては 傍 から 何故か 眼鏡 を 取られる 。
「 … ばか , 返せ らだお 。 」
てか 何で いる … と ぼやけた 視界で 睨めば ,
rd「 ナツメ さん の つきそーい 。 」
と 笑いながら 眼鏡 を 掛けられる 。
… ったく , と 溜息 吐いて は ,苦笑 される 。
「 … 何 , 」
rd「 否 , 可愛い なって 笑 」
「 … 何も 出ないよ 〜 。 」
と 返す 。 正直 吃驚 したけど , まぁ あんまり 自分 を 褒める 言葉 は 信じない 。
そんな , 凄い 訳 じゃないから 。
mm「 ぁーっ!! 青井さん が くじさん を ナンパ してる〜 っ! 」
rd「 げ , 見つかったあ〜 !笑 」
「 … ナンパ も 何も ないじゃんか … 。 」
と 溜息 を 再び 吐いて , らだお と ももみ の わちゃわちゃ を 眺めて は 近づく 足音 が 聞こえる 。
dn「 ぉ 〜 くじ , 大丈夫か ? 」
「 どんぐりさーん , だいじょばない 。 」
dn「 だいじょばないのか , 」
「 ぅん , 」
… 何や この 会話 …… ,
どんぐり さん は 親戚 の おじさん 感 が あって 話易い 。 隊長 れべる だ これは 。
nb「 くじさーんっ! 」
「 … のび , 」
nb「 んはっ! 一緒 に カジノ 行きません !? 」
「 やだ 。 」
nb「 ぇ 〜っ! , ましろ先輩 と がみとも も 行くのに っ! 」
「 その 三人 は … ま , いっか 。 」
nb「 じゃぁ 行きましょーっ !! … ましろ
せんぱーいっ !!! 」
… 元気 , 喉 痛く なりそう … 。 ぁ , でも のび は 歌 上手いもんな ぁ … 。
何て 考えてたら ましろ の 目 が キラキラ しだした 。
ms「 !! , くじさん 行くんですか ? 」
「 がみとも に … 会いたい 。 」
キラキラ に やられそう だった けど , どうにか 耐えた 。 …… てか まとも に 外 遊ぶ とか 久々 … 歩きたくな… 。
「 … ましろぉ 〜 。 」
ms「 笑 ,はいはい 。 」
「 … ぅわ , 外 暑っ … 。 」
今日 は 本当 の 雲一つない青空 。 何で こんな 眩しい 時 に 外 出たんだろ … , と 車 に 乗り込む 。 がみとも とは 現地集合 らしい 。
助手席 で ノビー の 運転 を 眺めては , やっぱり 凄いな , と 思う 。
私 が 運転 すると どうにも アクセル を 踏み過ぎたり , ブレーキ が 急すぎて 前 に 倒れたり 。 もう 諦めてる 。
そんな 事 を 思ってると , いつの間にか カジノ に 着いたらしい 。
「 … キラキラ してる , 無理 … 。 」
ms「 来たばっかじゃないですか , ほら , 行きますよ 。 」
「 ぅえぇぇ … 。 」
ましろ に 抱えられ乍 店内 を 見渡す 。 キラッキラ の 装飾 が 施され , 私 は 苦手 な 場所 。 すると 奥 に 可愛い 後輩 の 姿 を 見付けた 。
「 … ! , がみとも〜 っ 」
gm「 ぁ ! くじさんっ!! 」
「 ん 〜っ , 相変わらず かぁいーねぇ笑 」
ましろ から 飛び降りて , わしゃ と がみとも の 頭 を 撫でると , えへへ , と 仮面越し でも 分かる程 嬉しそう に する がみとも は 可愛い過ぎる 。
何この 兎 , 飼いたい … ((
その後 ましろ が ギャンブル で 金 稼いだり , ノビー が 大負け したり 等 その 様子 を 私 は 後ろ で がみとも に 抱えられながら 見ていた 。
がみとも は 体温 が 高いのか , 眠気 が 襲ってきて , 気付けば 帰り の 車 に 乗っていた 。
ms「 ぁ ,くじさん 起きました ? 」
nb「 寝顔 可愛かった ですよーっ! 」
「 … ンな もん …見て … どーすんの …… 。 」
元気 な ノビー の 声 に 少し 目 が 覚めては , 隣 に 座る がみとも が 眠っているのに 気付く。
… ずっと 背負ってて くれたのかな , と 思い , 自分 の 白衣 を がみとも に 掛けておいた 。
「 … ただいまぁ 〜。 」
gn「 ぁ , やっと 帰って来た 。 」
「 … ? 何 … ? 何か した …? 」
他 の メンバー 全員 が 此方 を 見てくる 。 疑問 に 思いながら 鳥野 に 声 を 掛けては ,
gn「 くじ さん 明日 警察 対 救急隊 の ヘリ チェイス やるんやけど 出る ? 」
「 ぇ , やだ 。 」
mmr「 まぁ 出るのは 決まってる んだけどな 笑 」
「 … 。 」
自分 でも 眉間 に 皺 が 寄った のを 感じる 。
ヘリ は 車 よりは マシだけど そこまで 自分で 上手い とは 感じない 。 周り は 上手い と とても 褒めてくれる 。
でも やっぱり らだお や 鳥野 には 勝てない 。
「 … 勝てないよ ,? 鳥野 に 頼るしか 無いから … 。 」
gn「 まぁまぁ , 謙遜 せんでも 。 去年 一人 で 警察 全員 から 逃げたやん 笑 」
「 … ぁれは 運 良かった だけ 。 」
ぺしょ ,と床 に 寝っ転がっては 皆 に 顔 を 覗き込まれる 。
上官 達から は 若干 の圧をも 感じる 。
「 … 分かったよ , 出れば いーんでしょ , 負けて も 知らんからね … 。 」
mmr「 !! ,有難いな 笑 」
mm「 くじさん と 鳥野くん が 出れば こっちのもん ですよっっ!!! 」
gn「 俺にも プレッシャー が …。 」
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