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馬謖は兄の屋敷からの帰り道、老人がうずくまっているのを見て、声を掛けた。
「もし、どこか具合が悪いのですか。」
老人は胸を患っており、発作で動けなくなっていた。
心優しい馬謖は、老人を家まで送り届けた。
「お若い方、ご親切にありがとう。
礼と言っては何だが、人相見をしてしんぜよう。」
老人はそう言うと、馬謖の顔をまじまじと見た。
やがて、少し神妙な面持ちでこう言った。
「あなたは大変賢く、立身出世なさるでしょう。
しかし、短命の相が見られます。
くれぐれもご自分の力を過信なさらぬことです。」
老人にこう言われて、馬謖はあまり良い気はしなかった。
しかし元々、易のたぐいはあまり信じていなかったので、馬謖は気にしなかった。
馬謖は礼を言って老人の家を後にした。