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翌日、道で馬謖は向こうから馬車に乗ってやって来た孔明に、声を掛けられた。
孔明に促されて、馬謖は丁度今が見頃の菜の花畑に赴いた。
馬謖が馬車を降りると、一面に菜の花が灯りを灯したように見事に咲いていた。
「馬謖よ、聡明なお前に、この頃は私のほうが教わることも多くなった。
これからも蜀の為に尽くしておくれ。」
孔明は
若い馬謖に昔の自分を重ねて、暖かい眼差しで馬謖を見つめながら、そう言った。
「丞相、私が今日あるのは、丞相のお陰にございます。
丞相の為には、この馬謖、命を捧げても惜しくはございませぬ。」
馬謖は美しい孔明を眩しそうに見つめながら、答えた。
二人は寄り添い、菜の花畑を見つめて束の間の幸せに浸っていた。