テラーノベル
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FORSAKENの神殿、スペクターの私室。
燭台の柔らかな光が満ちる室内で、いつになく微笑ましく、そして怪しげな光景が繰り広げられていた。
「ほら、Mowl。これに勝てるかい?」
スペクターがソファーに腰掛け、細い指先で軽やかに振っているのは、色鮮やかな鳥の羽と鈴がついた高級な『猫じゃらし』だった。
シャラシャラ……と鈴が鳴り、フェザーが空を切るたび、ソファーの端に伏せていたMowlの毛並みが一斉に逆立つ。
愛用のモノクルの奥の瞳孔は「カッ!!」と見開かれ、真っ黒なビー玉と化した両目が、猫じゃらしの動きを完璧にロックオンしていた。
「くっ……! す、スペクター様……私めは紳士……FORSAKENの気高き配下にございます……っ! そのような子ども騙しの玩具に……ぬぁッ…!」
頭の中の理性が「飛びかかるな」と必死に警鐘を鳴らす。
しかし、猫としての遺伝子と狩猟本能が、完全に身体の主導権を奪い去っていた。
飛びかかる直前——獲物へ向けて踏み切るための間合いを測る本能の動作。
Mowlは四つんばいの姿勢のまま、キュッと引き締まったお尻とふさふさの尻尾を、ワシワシ、ワシワシと可愛らしく左右に振り始めた。
「ふふ、良い腰つきだね、Mowl」
「違っ……違いますにゃっ……! これは……足場を固めるための不本意な生理現象で……っ」
必死に弁明しようとするものの、お尻のフリフリは止まらない。
無防備に高く掲げられ、左右に可愛らしく振られる黒ハチワレの小悪魔的なお尻。
その瞬間、室内に潜んでいたもう一頭の「捕食者」の野性が弾けた。
「……おいおい。そんなにお尻を振って……俺を誘ってるのか、紳士殿?」
ガバッ!!
「ひゃうんっ!?!?」
部屋の影から疾風のごとく飛び出したのは、黒い毛並みを誇る巨体——ウェアウルフだった。
ウルフはソファーの上でお尻を振り続けていたMowlへ後ろから容赦なく覆いかぶさり、その強靭な両腕でMowlの細い腰をガチッと抱え込んで押し倒した。
「ウ、ウルフ殿……ッ!? 何を急にッ!」
「しらばっくれんなよ。そんなに目の前で無防備にお尻振られたら、喰い付けって言われてるようなもんだろうが」
ウルフは凶暴な狼の笑みを浮かべると、マウンティングの体勢のまま、Mowlの腰を己の下半身へと強く押し引き寄せた。
既に固くなった存在感が、Mowlの無防備なお尻に「ゴツン」と押し当てられる。
「あぅっ……♡ 違っ……違うにゃ……っ! 誘ってなど……っ! これは飛びかかる前の……猫の本能で……っ」
飛びかかろうとした姿勢のまま固められ、後ろから狼の暴力的な重圧を受け止める格好となったMowl。
イヌ科の捕食者による強烈なマウンティングと、お尻へ押し当てられる凶暴な熱量に、脳味噌がドロドロに溶かされていく。
「本能ねぇ……。じゃあ、俺がこのままお前を貫くのも、イヌ科としての『本能』だから仕方ねぇよな?」
「ぁ……あついの当てちゃ……ダメです……っ! スペクター様の前で……このような破廉恥な……にゃあぁぁっ…」
ウルフはMowlのハチワレ猫耳の裏を「ペロリ」と濡れた舌で舐め上げながら、マウンティングの力をさらに強め、じわじわと己の存在感を押し込んでいく。
スペクターはソファーで優雅に猫じゃらしを揺らしながら、二頭の戯れを愉しそうに眺めている。
「ふふ、仲が良くて何よりだね。Mowl、本能には勝てないものだよ」
「ス、スペクター様まで……っ、 にゃう……っ♡ ウルフ殿……お尻に当たって……にゃあぁぁッ♡」
猫じゃらしへの集中が吹き飛んでいく。
Mowlは胸の奥から「ゴロゴロ…」と喉を鳴らしながら、狼の粗暴なマウンティングに屈服していくのだった。
城プル
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#1x1x1x1
ゆ(旧「ゆゆゆゆ」)
1,088
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