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ソ連を吐かせたい!

みるくてぃー様リクエストありがとうございます!


⚠️嘔吐

⚠️ロシア×ソ連

⚠️ロシアも吐く











仕事から帰り、家の玄関を開ける。

妙な静けさに息を呑む音がこだました。

他の息子たちは寝ている時間だからまだしも、いつも俺が帰ってきたら必ずやってくるロシアが居ない。

多少の違和感を覚えつつも今日は早く寝たんだと自分を納得させリビングに向かう。

ロシアが居ないことでいつもと少しリビングに一種の恐怖心が感じる。

少し感じる酸味を帯びたような匂いに胸騒ぎを感じ、いつもは、プライバシーがあるからとあまり見に行かない子供達の部屋を覗きに行く。

エストニアやベラルーシ、ウクライナ等沢山いる子供達の部屋を覗いて行く。

幸せそうに寝てる子、語学の本の上に寝てる子、禍々しいモノを作ってる途中に寝てる子。

様々すぎる程いろんな寝方をしていた。

明日は少し家族会議の必要があるかも知れない

最後に長男のロシアの部屋のドアノブに手をかける。

ふと息を吸ったときに感じた違和感とドアの前に来て初めて気づいたうめくような声。

意を決してドアを開ける。

そこには、布団に嘔吐物を垂れ流しそこにそのまま顔を伏せるロシアの姿があった。

急に強く感じた嘔吐の匂い。

鼻の奧を強く殴られたような衝撃がし、吐き気を催す。

そのまま、床に片膝を付き息を整える。

幸いロシアは気絶している為この姿は見られなかった。

ロシアが嫌いなわけでも、悪いわけでもない。

ただ、俺が嘔吐の匂い、見た目を感じると息が荒くなり吐きそうになる。

息を止めロシアを吐瀉物でいっぱいの部屋から救出する。

息を止めたことに多少の罪悪感を覚えつつもロシアの意識確認を行う。

脈異常なし、息は少し荒れてるが問題ない範囲だ。

それを確認し安堵感で体の力が抜けるのを感じる。

だが、それと同時にずっと我慢していた吐き気が先程より増幅してやってきた。

ロシアをリビングのソファーの上に寝かせ、口許の嘔吐物を拭って息をさせやすくしてやる。

そのまま、バケモノにでも襲われているのかと錯覚するほどの勢いで手洗い場へと走る。

洗面台に手を付き、えずくように1回体をピストンさせるとその勢いのままあまり食っけの感じられない嘔吐をする。

最近はあまり飲みに行かなかったから貰い吐きをすることもなかったが、まさか息子からな。

自分の嘔吐の匂いと感覚がロシアのときよりもダイレクトに体に伝ってくる。

流石に止めないと後片付けが大変になると、口許に手を置いてみる。

指と指の隙間から黄土色の吐瀉物が視界に入る。

結果として、顔面にゲロを塗りたくることとなり更なる吐き気増加となった。

洗面台の嘔吐物の量を底上げするように嗚咽を漏らし続ける。

時折、嘔吐物が跳ね返って俺の顔や体を汚す。

息を止めて嘔吐を無理矢理止めさせる。

少し過呼吸気味になっているが嘔吐を止めることができたから大成功だ。

顔を拭い、着ていたゲロまみれの上着を洗濯機に突っ込み、ロシアの様子を再度見に行く。

リビングに戻るとロシアは目を覚ましており、ソファに座っている。

ロシアの意識が戻っている安堵感と立ち眩みで少し倒れそうになり机にぶつかる。

その物音で気がついたのか、ロシアがこちらを目を見開いて見ている。

ロシアの体には嘔吐物がついてるな。

風呂に入れてやらないと、てか俺も今すぐ入りたい。

「ロシア、大丈夫?」

吐いた後で声がカラスのようにガラガラだったが、優しい声色でそう問う。

「うん、、、父しゃんごめんね」

子供らしく可愛らしい声で言ってくるロシアに罪悪感を覚える。

「ロシアが大丈夫ならいいよ」

そう言い、ロシアを風呂に送り出す。

俺はロシアの部屋を片付けようと大きな袋を持ってロシアの自室へと向かう。

近寄れば近寄るほど先程のよりキツくなった嘔吐の匂いがする。

部屋に入り嘔吐物や嘔吐物のかかったシーツなどを片付ける。

必死に嘔吐を我慢している体からは生理的な涙が溢れ出し、えずきながらも掃除を行う。

一通り綺麗にし、ふと袋を覗く。

だが、見なければよかったと考えたが後の祭り。

詰め込みに詰め込んだ袋からは腐った生卵の10倍は酷い吐き気を催すような香りがしており、その時点で袋に少し吐いたが、目を開けたときに写った見た目でまた吐いてしまう。

カレーのようにトロ味がついたゲロは口の中にしっかりと残ってしまった。

吐き出そうと何度もえずく。

が、追加で喉奥から嘔吐物が溢れてくる。

適当なるべく綺麗なタオルを口に突っ込み、舌から嘔吐物の味を感じ取らないようにして部屋を後にする。

一旦俺の自室に戻りタオルを吐き出す。

いくら俺みたいな大国でもこんなに一気に吐いたのは初めてだ。

ロシアが風呂から出てくるまで休憩しようと横になるが、もうあまり食い物が入っていない胃から胃酸が溢れ出してくる。

横向きに寝ている為、頬を伝って枕に胃酸を染み込ませる。

疲れた体は、自分のことに使う余裕は無く直ぐに飛んだ。




この先おまけと書いて没と読む話です。

時間があられる方、なんでも大丈夫な方が居られましたら読んで行って欲しいです。

⚠️嘔吐

⚠️ナチス×ソ連

⚠️死ネタ

⚠️嘔吐物&ナチスを食ってる

⚠️グロ

碧眼=青色の目


ほんの数分前まではまだ西の方に掠れた赤色が滲んでいた。

だが今や見る影もなく漆黒の世界に包まれている。

この荒地の全てが闇に葬られ地面の凹凸すらも感触頼り。

この闇の中では方向感覚も定まらない、荒地特有の凹凸に足を取られつつも何処にあるかも分からない自陣を目指す。

味方の声が聴こえないかとあるはずの無い希望に縋って耳を澄ましてみる。

「ぅ゛ッェ゛ヒュッジュル」

敵国か自国の声か分からないが、誰かの咽び泣くような喘ぎ声が聞こえる。

もう帰れる可能性も無いに等しいのだから、この声が味方だと言う希望に縋っても良いのだろうか?

脳が命令を下さなくとも自然に声のする方へ歩いて行く。

その足取りは死体の頭を飛んでるかのように軽く、自然と笑みが溢れているような気がした。

音との距離が近くなり真っ正面にいるのではないのかと言う錯覚すらも感じられる。

目を細めて声の方を注意深く覗いて見てみれば、漆黒の世界には似合わぬ碧眼だけがこちらを見ていた。

顔や体は全く見えないが、その目の持ち主はしっかりとこちらを捉えていた。

俺の国と同じ目の色。だが敵国、、、つまりドイツ軍も確か碧眼だったはずだ。

背中にからっていた銃を下し焦点をあの目に合わせる。

「おい!お前ソビエト兵か?」

これで何も返ってこない、もしくは敵語だった場合は殺す。

引き金に指を掛け返事を待つ。

だが、俺の考えとは裏腹に唯一、人がいることが確認出来る目が消えた。

その代わりと言わんばかりに先程の喘ぎ声が聞こえて来た。

なにか苦しんでいるようにも聞こえるが先人からの教え『返事をせぬ者は殺せ』

俺はこの教訓は大嫌いなんだがな。

だが、俺のとこの軍でもこれをずっと言っている。返事をしない者は問答無用で鞭打ちだ。

大抵の者は死んでも返事をするだろう。

つまり、こいつは敵。

敵が動いて居ないことを願って銃弾を銃口から追い出す。

闇夜を切り裂くような高い音が静寂だった荒地に響き渡る。

ここが書庫なのでは無いかと勘違いする程静かな場所では、人が撃たれたであろう気色の悪い音すらも聞こえた。

恐らく、敵に当たったのだろう。

今考えると不用心だったけど、あの水気の籠った喘ぎ声の理由が知りたくてそちらの方へ近寄ってみる。

近づけば近づくほどもうなれた生臭さが感じられる。

だが、少しいつもと違う、、、酸味を帯びたような、、、、

死骸の匂いと混ざって分かりにくい。

異臭の匂いで顔を顰めて居た時、足にウジ虫でも踏み潰したような感触がした。

恐らくここで死んだのだろう。

暗闇のなかその感触と死んだやつの正体を知ろうと目を凝らす。

小柄でカントリーヒューマンズのように丸い顔。

嫌、カントリーヒューマンズか。

カントリーヒューマンズを護衛も無しに最前線に出すとか狂ってるのか?

まあ、それは俺も同じか。

てか、こいつ何処の国だ?

よく見ようと更に顔を近づけると、すごい酸味。吐瀉物の匂いがした。

急に強く感じた吐瀉物の匂いに反射的に嗚咽を漏らす。

だが、出すモノも無い。

逆にこいつは何故こんなに出すモノがあったのだろうか?

もう何日もこの荒地に居て国の化身といえど流石にそろそろ死ぬ。

嘔吐は消化仕切って居ないモノが出てくる。

つまり、まだこれにも栄養があるはずだ。

吐瀉物を踏んでいる足を退け、片膝をつけ指に少し吐瀉物をつける。

鼻を突くような香りに一瞬躊躇したが死ぬよりはマシだと言い聞かせ、口に含む。

嫌な舌触り、だが久しぶりの食事と言うこともあいまってか

「うまい」

率直な感想が口から溢れた。

そのまま、その吐瀉物を貪るように食った。

体の生存本能か分からないが何度も吐いた。

だが、その吐いたモノですら大事な栄養源、できるだけ手に吐き口に押し込む。

目の前で死体となったカントリーヒューマンズ。

大きな肉の塊のようにも感じられる。

着ている軍服を破り犬歯でその肌にがっつく。

もう、冷たく固くなって居たが食えないほどでもない。

殆ど液体状になっていて居た嘔吐物とは違いしっかりと食感が感じられて嬉々としてそれを全身で感じる。

血抜きはされていない為ゲロほど美味くはない。が、腹の減った俺には関係無くハイエナのごとく貪り食う。

体の臓器や骨が見えてくる頃には手や服は血で少し重くなっている。

久方ぶりに満腹になった俺は少しの安堵感で瞼が重くなる。

これで寝て死んでも、最後に腹一杯食えたし良いか。

その思考を最後に視界がブラックアウトした。

なんなら、このまま目覚めない方が幸せだったかもな。

地獄のマグマのように赤い太陽がそれよりももっと赤い俺の体に当たる。

再起動したての脳で思考を巡らせ、昨日のことを思い出す。

目の前の血溜まりとナチス・ドイツを見る。

段々と鮮明になっていくあの昨日の記憶。

今までに感じたことの無い吐き気が全身を襲う。

床に手を付き無我夢中で吐き続ける。

目を開ければ、吐血のように赤い吐瀉物が目に入る。

昨日食べたあいつが体から出てくる。

半分ほどは消化されていたのか、全くと言っていいほど原型を留めておらず、言われなければ国肉とは分からないほどだった。

吐いても、吐いても食った量が多すぎて止まらない。

昨日の血生臭いとは違い胃酸の匂いが嗅覚をずっと突いている。

息を吸うごとに血の味がし、息をを吸うことにすら躊躇ってしまう。

口から今だに出続ける嘔吐物を無視して立ちあがろうとするが、立ちくらみで一瞬倒れかけた。

血みどろでゲロまみれのコートを脱ぎ目の前の俺が食い荒らし、吐瀉物までぶっかけたやつにかける。




終わり!

最後まで読んで頂きありがとうございます!

おまけが本編になりかけたんですけど、嘔吐描写少ない&グロすぎる、なんならリクエストの貰い吐きですら無いでおまけとなりましたね。

表現参考『少年の日の思い出』

最初の方の情景描写神ってるんで是非読んでみて欲しいです。

中1の国語で習うんですけどね。

「そうかそうかお前はそういうやつなんだな」の話です!

ソ連息子と子供には優しそう。

以上!

じゃ!

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