テラーノベル
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それは、あまりにも唐突な「日常」の終わりだった。
新曲のダンスリハーサルを終え、心地よい疲労感の中で談笑していた9人の視界が、突如として真っ白に染まる。耳を刺すような高周波の音。崩れ落ちる意識の中で、岩本照は最後に見たメンバーの笑顔を必死に掴もうとしたが、その手は虚しく空を切った。
冷たいコンクリートの感触で目が覚めた時、そこは窓一つない、巨大な廃倉庫のような空間だった。
「……みんな、無事か!?」
岩本の声に、一人、また一人と顔を上げる。
「岩本くん……ここ、どこ?」
最年少のラウールが震える声で問いかけるが、誰も答えられない。渡辺翔太は周囲を警戒し、阿部亮平は冷静に状況を分析しようと壁を叩く。向井康二は目黒蓮の腕を掴み、深澤辰哉は最年長として全員の点呼を取ろうとした。
その時、重厚な鉄の扉が音を立てて開き、眩い逆光の中に「??(謎の存在)」が姿を現した。
「素晴らしい。やはり君たちは、揃っているだけで画になる」
感情の欠落した声が響く。「??」は指を鳴らすと、無機質な武装兵たちを呼び寄せた。
「宮舘涼太、岩本照、佐久間大介。君たちは、こちらへ」
「……っ、ふざけんな!なんで俺たちだけなんだよ!」
佐久間が叫び、岩本が鋭い視線で射抜くが、銃口を突きつけられれば抗う術はない。
「だてさん、照、佐久間……!」
深澤の制止を振り切り、3人は引き剥がされるように別室へと連行された。残された6人の前に、巨大なモニターが降りてくる。
それが、地獄の幕開けだった。
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