テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
別室に移された岩本、宮舘、佐久間の前には、3つの銀色の杯が置かれていた。
「今から君たちには、『鬼』になってもらう」
「??」は淡々と告げる。
「この建物全体を使った3時間のデスゲーム。ルールは単純だ。3人が「銃」を持ち、隠れている残りの6人を狩るだけだ。生き残った物のみが帰れる。」
「ふざけるな。仲間を撃てるわけないだろ」
宮舘が静かに、しかし煮えくり返るような怒りを込めて吐き捨てる。だが、「??」は冷酷に笑った。
「そう言うと思ってね。これを飲んでもらう」
差し出されたのは、精神を支配し、抗えない殺意と服従を植え付ける「絶対服従の薬」。3人は激しく抵抗するが、拘束され、無理やりその劇薬を喉の奥へと流し込まれた。
視界が赤く染まり、脳を焼くような激痛が走る。かつて愛した仲間の顔が、ただの「標的」へと書き換えられていく。
一方、元の部屋に取り残された深澤、阿部、渡辺、向井、目黒、ラウールの6人は、モニターに映し出された信じがたい光景に息を呑んでいた。
『ゲームを開始します。ルールは一つ。岩本、宮舘、佐久間から3時間逃げ延びること。見つかれば、彼らの持つ銃が君たちの命を奪うでしょう』
「嘘だ……嘘やろ!? 照にぃや佐久間くんが、舘さんが、俺らを撃つわけないやん!」
向井が絶叫する。しかし、次に画面に映った3人の瞳には、先ほどまでの温もりは微塵もなかった。氷のように冷たく、ただ獲物を探す獣の眼。
「……本気だ。あの3人は、今、俺たちを殺そうとしてる」
目黒が拳を血が滲むほど強く握りしめる。阿部は震える手で計算を始めた。どうすれば、誰も死なずに済むのか。だが、答えは出ない。
『――3、2、1。Game Start.』
地獄の開始を告げる重々しいサイレンが、冷たい廃墟に鳴り響いた。
6人は、かつての「絆」から逃げるように、暗闇の中へと駆け出した。
543
698
119
コメント
2件
ありがとう!続き載せたよ!ちょっとダークかもだけどハラハラできる様に頑張ってる!じしょーかんどー系だけどこれからもれもんすかっしゅをよろしく!
超面白い!!!!!!続き待ってます💕