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最高すぎます😭✨
綺麗、だ。本当に。手入れを怠らない指通りの良い髪も、長い睫毛と通った鼻筋も、本当に綺麗だ。
目が覚めていつも思う。俺の恋人は綺麗過ぎるって。面と向かって言うと「当たり前だろ」なんて笑って言い返してくる。頭弱い癖に、妙に格好つけてくる、そんなところが可愛い。
まだ俺の腕の中で眠っている恋人。普段は俺よりも起きるのは早いし、こんな穏やかな寝顔は他の奴は見た事ないだろう。
「俺だけの、特権だな」
額にそっとキスをして頬の輪郭を確かめるようにやわりと撫でれば、睫毛がふるりと揺れて閉じていた瞳が開かれる。
「しょ…た」
「おはよう、涼太」
無防備な寝顔はいつだって俺を掻き立てる。そんなあどけない表情俺以外に見せないで欲しい。こんなに分かりやすい独占欲なんて、ダサいかもしれないけど、それでもやっぱり俺のだって思う。
「…おはよ」
目がまた閉じられそうになる。そんなに昨日、無理させたかななんて考えてみたけど、まぁ日付け変わるまで互いの身体で愛を確かめ合ったと思えば、結構無理させたなってちょっと反省もする。
「ごめんな。無理、させて」
「…今日、オフだし、問題ない」
そう言って布団に潜り込む姿にまた、愛くるしさが込み上げてくる。
「なぁ、ごめん」
「え?」
「したい」
「え、なに、なっ……」
涼太の言葉に上乗せするように唇を重ねる。くぐもった声にまた熱を感じてくらりくらりと目眩がする。熱く漏れる吐息がめちゃくちゃやらしくて…本当に狡いやつ、これを無自覚でしてるならそんなの重罪だろ。
「んっ……はぁ…ま、まって…」
「それは無理、抱きたい」
「うぁ…おま、恥ずかしい奴…」
「お前にだけ、涼太にだけだよ、そんなこと言うの」
期待で揺れるコイツの真っ黒い目。そこに熱が帯びてて潤んでて…なぁ、お前ほんとに綺麗でエロ過ぎんだよな。体格の差だってお前のが上で、そんな涼太が俺の下で快楽に臥して身を委ねる姿はほんとに色っぽくて、狡い。
「ふっ……ぅぁ…」
「涼太、可愛い」
「やめ……はずぃ…」
いつもはクールだとかロイヤルだとかエレガントだとか、男前な雰囲気を纏っているコイツが、耳まで真っ赤にして、必死に顔を隠しているその素振りが俺には結構キちゃうわけでさ。そんなの本人は全く気づいてないんだろうけど…まぁ煽られてる理由め教えてなんかやんないけどさ。
「可愛いよ、涼太…しかもエロい」
「っ……お前、いつも、品がなさ過ぎるっ……」
ニヤニヤと上から見下ろして相手の首筋に1つキスをして舌でべろりと舐め上げる。
「っひぁ!」
「こんなお前見てて、性欲抑えろって方が俺は無理」
「……しょうがない奴」
そう言って俺の首に手を回して応じる涼太…。お前も案外しょうがない奴だよな、俺なんかに欲情しちゃってるんだもん。性別も歳も今は立場とか幼馴染みとかそんなのも関係ない。ただ俺はこの男、宮舘涼太が欲しい、コイツの全部が欲しい。俺のこの強欲さも涼太は全部受け止めてくれる、分かっている。だから、うんと優しく抱くんだ。溶けてとけて蕩けて悦に浸るその黒い目が俺は大好きだ。朝からまた無理させちゃうけど、一緒に寝れたのも久々だし、たまにはこんなのも良いよな。そう考えながら二人で快楽の波に溺れて行く。