学校からの帰り道、ゾムさんが買い物があると言っていたので、ついて行くことにした。
すると、背後から強い視線を感じる。さり気なく後ろを振り返ってみると、30代くらいの男性が、さっと横道に隠れるのが見えた。
ーーーゾムさんの大人友達が心配でついてきたのかな?ワイも心配性の大人によくついてこられてたなぁ。
丁度ワイの家が同じ方向だったので、ゾムさんの後ろをついていく。
ゾムさんが買い物を終わって、小走りで声をかけてくる
ゾム)ショッピくん!また明日な!待っててくれてありがと!じゃーね!
ショピ)全然!あ、後、30代くらいの男性が
付けてきてましたけど、誰か知ってますか?
ゾム)え?俺は大人友達おらんけど….ま!
また明日な!
ショピ)は、はい!
えっ、ゾムさん大人友達いなかったの?じゃぁ、さっきの人は、ゾムさんをつけていたの?ワイ、気づかないうちにゾムさんを守ってたんだ。よかったなぁ。
END
解説へ続きます。
つけていた男性は、ゾムの誘拐を企んでいたのでしょうか?それともストーカー?いずれにしろ、犯罪を未然に防げたのなら、本当によかったです
そう、本当に防げたのなら…..
ショッピは、男性がゾムのことをつけていると思っていました。それは、ショッピが強い視線を感じたからです。
しかし、他人に向けられた誰かの視線を感じることはあるのでしょうか。第6感で視線を感じるのは、たいてい、自分に向けられたものです。
ということは、ショッピがストーカーされていたのでは?
ショッピが、そのことに早く気づいてくれるとよいのですが。
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