『初めまして』
優しくおっとりとした男性の声が聞こえた
ここは?何処?
SNSでたまに見る 白く広い部屋に
異世界系漫画とかなんかで見る 長い机?
マジでどこだよ。
『…さて、お腹は減っているかな?』
びっくりした…急に話しかけてこないで欲しい
てか、まず誰だよこいつ
綺麗な顔してんな 腹立つ…
グゥ…
『あははw、良かった お腹減ってるみたいで』
『用意するから少し待っててね』
誰が食うか
知らない人の飯なんて
『食べないの?』
何が入ってるのかもわかんねぇのに
食うかよ
頭沸いてんじゃねぇの
くそっ…
『美味しい?』
『ほっぺ可愛いね』
『ちゃんと噛んで食べるんだよ』
『沢山あるから、全部食べてね』
『大きくなるんだよ』
ずっと喋ってんなこいつ。
おかしい。ずっと、ずっと食べてるんだ
食べている筈なのに
なんで、食べても食べても腹が満たされない?
『…?どうしたの?』
『苦手なものでもあった?』
この場所はなんなんだ?
俺は、何を食べてるんだ?
『考えなくていいんだよ。』
『全部食べれば お前はそれでいいんだから』
食べれば…?
そういえば、あんなに料理があったのに
野菜が異様に少なかったな
肉がメイン…で、
『おなかいっぱいになっちゃった?』
いや、まだ…食える。
大皿6枚くらいは食べた筈なのに
『じゃあ、最後はこれ』
え?
これ、え?どういう事だ?
なんで?
「…ご馳走様…でした。」
はい。お粗末様でした。
意識が戻ると、目の前には
赤いワインが散らばっていた
ガラス、踏まないように…しないと…
あれ…?兄ちゃん、何処?
何も考えず書いたので解説は難しいです。
すみません
ただ、ご飯を食べていたのは現実です。
自分の本能がトラウマにならないように
自己防衛をした結果
【SNSでたまに見る 白く広い部屋に
異世界系漫画とかなんかで見る 長い机】
【知らない人】
という、
在り来りな場•関係の無い人
に変えてしまったということです。
最後に出された料理はきっと
現実に戻されてしまうようなモノ
だったのでしょうね
この作品で考察できる方は考察をお楽しみください。
ではまた👋🏻
コメント
8件
うわ…好き。物語の構成とか言葉の感じとか上手すぎます。最初は動物視点とかかな?って思ってたけど読んでいくと、不思議なとことか合って、あれ?って思ったけど最後の「はい。お粗末さまでした」とか最後の解説?とかであぁ!みたいな感じになって本当にもう語彙力消えてるんですけど凄すぎるしまじでこれも神作だなぁと思いました。 はい、長文失礼しましたごめんなさい!!
風邪引きました🍃