俺は車を止めた
心臓の鼓動が早い
やはり緊張している
子供の頃から
俺を縛りつけた家
遊ぶ事は許されず
毎日勉強をさせられ
早く逃げ出したいと思っていた
そんな記憶のある家に
再び戻って来た
俺は一向に車から出ようとしなかった
そんな俺に向かって
🦄「ナムジュナ、大丈夫」
「待ってるから」と優しく微笑むホソガに
勇気をもらい
ホソガに軽くキスをして
俺は車を後にした
家の中に入ると
父は大きなソファーに座っていた
👨🏻「ナムジュン、そこに座れ」
🐨「はい…」
父は相変わらず
低く冷たい声で話し
冷酷な目で見てくる
🐨「要件は、何ですか?」
👨🏻「お前が仕事をちゃんとやっているかの確認だ」
それだけかよ…
そう思いながら
🐨「そうですか…仕事は順調ですよ…」
と吐き捨てる
しばらく仕事の話をしていると
父からとんでもない言葉が飛んできた
👨🏻「そういえば、最近ホソク?だったか、そいつとはどうなんだ?」
🐨「え…」
なぜホソガの名前を?
秘書の事は話していないはず…
🐨「ど、どう…して」
驚きのせいで上手く話せない
👨🏻「おや?秘書なんだろ?知っているさ…
お前の事は全部」
ビクッ
その瞬間
俺の体が震え始めた
恐怖と嫌悪感で押し潰されそうだ
昔からそうだ
父は、俺の事を支配していた
そして今も…
俺は居ても立っても居られなくなり
ソファーから立ち上がり
玄関に向かって歩き出した
👨🏻「ナムジュン」
呼ばれ
振り返ると
👨🏻「自分の身を考えろ、自分勝手な行動をすると…
周りにも被害が行くぞ」
俺は
すぐに前に向き直し
急足で車に向かった
車に乗ると
ホソガが
🦄「どうだった?…」
それだけ聞いてきた
🐨「大丈夫だ、心配するな」
俺は
それだけ答えて
車を出した
運転している間も
父のあの目と
言葉が頭から離れなかった
「お前の事は全部知っている」
「自分勝手な行動をすると周りにも被害が行くぞ」
どうしてだ?
どうして父は
ホソガの事を知っていた?
最後の言葉はどういう意味だ?
いくら考えを巡らせても
答えが見つかる事はなかった
コメント
4件
あぁぁ … 、なむさんんん…、なむ父そんな事言ったら駄目でしょ🥹(( 今直ぐほびたんでビタミン摂取しよ!!()