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僕らの関係

27 - 第25話

♥

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2023年09月03日

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ナムジュン

俺は車を止めた

心臓の鼓動が早い

やはり緊張している

子供の頃から

俺を縛りつけた家

遊ぶ事は許されず

毎日勉強をさせられ

早く逃げ出したいと思っていた

そんな記憶のある家に

再び戻って来た


俺は一向に車から出ようとしなかった

そんな俺に向かって

🦄「ナムジュナ、大丈夫」

「待ってるから」と優しく微笑むホソガに

勇気をもらい

ホソガに軽くキスをして

俺は車を後にした


家の中に入ると

父は大きなソファーに座っていた

👨🏻「ナムジュン、そこに座れ」

🐨「はい…」

父は相変わらず

低く冷たい声で話し

冷酷な目で見てくる

🐨「要件は、何ですか?」

👨🏻「お前が仕事をちゃんとやっているかの確認だ」

それだけかよ…

そう思いながら

🐨「そうですか…仕事は順調ですよ…」

と吐き捨てる


しばらく仕事の話をしていると

父からとんでもない言葉が飛んできた

👨🏻「そういえば、最近ホソク?だったか、そいつとはどうなんだ?」

🐨「え…」

なぜホソガの名前を?

秘書の事は話していないはず…

🐨「ど、どう…して」

驚きのせいで上手く話せない

👨🏻「おや?秘書なんだろ?知っているさ…


お前の事は全部」

ビクッ

その瞬間

俺の体が震え始めた

恐怖と嫌悪感で押し潰されそうだ

昔からそうだ

父は、俺の事を支配していた

そして今も…


俺は居ても立っても居られなくなり

ソファーから立ち上がり

玄関に向かって歩き出した

👨🏻「ナムジュン」

呼ばれ

振り返ると

👨🏻「自分の身を考えろ、自分勝手な行動をすると…


周りにも被害が行くぞ」

俺は

すぐに前に向き直し

急足で車に向かった


車に乗ると

ホソガが

🦄「どうだった?…」

それだけ聞いてきた

🐨「大丈夫だ、心配するな」

俺は

それだけ答えて

車を出した


運転している間も

父のあの目と

言葉が頭から離れなかった

「お前の事は全部知っている」

「自分勝手な行動をすると周りにも被害が行くぞ」

どうしてだ?

どうして父は

ホソガの事を知っていた?

最後の言葉はどういう意味だ?




いくら考えを巡らせても

答えが見つかる事はなかった









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