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🦍🍆
「紫のヒヤシンス」
いつからだろうか。
前までは笑って楽しく話していたのに、今ではずっとスマホとにらめっこ。話しても軽い質問や返事だけ。最近では当たり前になっていたせいで前から何も変わっていないと思っていた。だが、知らないうちにベッドの上で涙を流している。最初はなぜ出るか分からなかったが今ではそれが寂しいという感情だというのがわかった。
「…ね、ねぇ🦍さん…ちょっといい?」
「………はい。」
貴方はこっちを見ずに素っ気ない返事をする。
少し心にヒビが入ったような感覚になる。涙が出そうになる。でもここで言わないと、今まで思っていたことを言わないと後悔する。
「最近さ、ちゃんと話してないし、あの…その顔も…合わせなくなっちゃっ…た…じゃん…?」
「…はい。」
「だから……だからあの……あ…え…っと…ぁ…」
声が震える。言わないとダメだってわかってるのに、涙が溢れ、言おうとしている言葉をちゃんと吐き出せない。すごく苦しくて、とても辛い。そして悲しい。
「あっ………うぅ………ひっ…うっ……ぁ…」
一度溢れた涙は止まることを知らず、目からボロボロとこぼれ落ちる。視界がぼやけちゃんと立てない。座り込んで、部屋の床を涙で濡らしてしまっている。
ガタッ
その音と同時に周りが暖かくて、安心できる匂いがした。
「ごめんなさい。🍆さん、僕全然考えれてませんでした。」
「🍆さんからしたら言い訳に聴こえるかもしれないけど、最近忙しくて、自分のことでいっぱいでした。」
「大事な恋人の事も考えれず、本当にごめんなさい。🍆さん」
「うっ……う、うん…俺…もッ…全然…喋れなかっ…し…最初はッ…全然考えれて…なかったから…本当っに…ごめんなさいッ…」
貴方は少し震えながらもそっと抱きしめてくれて、今までよりも優しい声で沢山謝ってくれた。その謝罪に答えるように涙を流しながらも精一杯今まで言いたかったことを言った。言葉が詰まっても貴方はずっと何も言わず優しく頭を撫でながら聴いてくれた。とても嬉しかった。冷たくヒビ割れていた心がどんどん暖かくなっていくのを感じた。
「ごめんなさい、久々に顔を見たから、ヤりたくなってしまいました…久々にいいですか?」
貴方は申し訳ないような顔をしながら問う。
迷うことはない。今は貴方を求めている。
答えはもちろん
「いいッ…よ…」
涙を流しながらぐちゃぐちゃの顔で笑う🍆さんはとても可愛く愛おしく感じた。でも、それでも申し訳ないと思った。沢山悩ませて寂しい思いをさせたから、今ここで、その寂しさを埋めないといけない。ごめんなさい🍆さん。
終わり方がなんか変になってるかもです。初めて書いたからおかしい所が多々ありますが暖かい目で見てくれると嬉しいです!!😘😘
閲覧ありがとうございました!