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#4 「悩み」
ー次の日 リビング
ガチャ
「おはようー…」
「おはよっ、シルクとは違って
ロミアちゃんは起きるの早いね〜」
「シルクさんはまだ部屋?」
「うんwまだ爆睡中(笑)」
今日は学校かぁ…
またいじめられるのかな。
結局昨日のLINEも既読すら
付けてない状態 だったからなぁ。
「おはよぉ…」
「あ、おはよう…!」
「やっと来たっ!!
飯つくるから早く座ってろ」
「へーい…」
朝ごはん…兄貴がつくってるんだ。
私もなにかしてあげよう
こう見えて器用なんだから!
「私も手伝うよ、よいしょっと…」
「えっ!じゃあお願いしてもいい?」
「え、うん」
「シルクとは違って優しいなぁ…
こんな子が兄妹だったら
よかったのになー?」
「はっ!?うっせーよ!!(笑)」
「笑笑」
この2人面白いなぁ(笑)
本当にここに来れて嬉しい。
ー学校
朝ごはんを食べ終え、学校に着いた。
うぅ…この扉開けたくない。
だって上からバケツが降ってくるの
分かってるもん…。
あ、そうだ後ろから入ろ。
ガラガラ…
「…おっ?(小声)」
私の考えは上手くいった。
…あれ?机に落書きされてない?
いつもだったらやるんだけどなぁ。
てかよく見たらドアにバケツはかかってない。
…おかしいぞ?
そう思いながらも私は席に着いた。
やっと諦めたのかな?
正直面倒だし 付きまとわって来なければ
何よりの幸せですけど。
ー帰り道
「学校終わり…疲れた。」
今日はなぜかいじめられなかったな。
まぁいいや、帰ろ。
「あ、ロミア〜!」
「えっ、シルクさん!?
今日部活じゃなかった?」
「今日は部活無かったから
早く来れたって訳!」
シルクさんも大変だなぁ…
私は部活とかそんなのできないし…。
中学の最高の青春、送りたかったのに。
あんなの漫画の中だけか。
「あ、今日一緒に帰ろーぜ!」
「え、いい…んっ!」
え、何っ!?
後ろから口を塞がれた。
「あ、シルクくん!ごめんね、この子と
手伝って欲しいことがあるから」
「なんでお前がいんだよw
まぁいいや、じゃロミアまたな」
「あ、うん…」
てかよく見たら…
この人 いじめっ子のリーダー…。
「ちょっとこっち来て!」
「っ…」
勢いよく腕を引っ張られた。
どこへ連れていく気だろう?
早く帰らないといけないのに…
「な、なに…?」
「あのさぁ…なんでシルクくんと
仲良くしちゃってんの?」
「…え…」
シルク…さんと?
いやそれは…。
「私シルクくんのこと大好きなの。
なのにお前が邪魔。」
「……っ」
「これからシルクくんと話さないでくれる?」
「…っ…わかりましたよっ…!!!!
さようならっ!!」
私は少し怒った口調で言って
その場から逃げた。
また逃げる。これが私…。
シルクさんともう話さないでいれば…
……
もう…わかんないよ…