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現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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凪
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ピンクに連れてこられた学校は朝だったからか、いつものやわらかさがなかった。
「紫暮くんだ…」
「初めてじゃね?あいつがこんな時間に来るの…」
俺に聞こえてないと思ってボソボソ喋ってるのだろうが、こっちには丸聞こえだ。
それでも怒りは湧いてこなかった。
🍍「いるま…っ!」
🌸「ほら、待ってるやつが居るぞ。行ってやれ。」
📢「……しらね。来たんだからもういいだろ。」
黒板の近くの男共の溜まり場の中から手を振ってなつが俺に声を掛けてくる。
けど俺は見てないフリをして、直ぐにピンクとなつから目を離して後ろを向いた。
🌸「いつでもいいから、1個は出ろよ。」
📢「……」
返事はしなかった。理由はただ、俺がそんなことする未来が見えなかったから。
しばらく廊下を歩いた先に、1つ隔離されたように置かれた部屋に入る。
そしたら、いつもの人がいつもの席で待っていた。
保険室の先生の翠川 須知(すち)先生だ。
🍵「あれ、今日は早かったんだね?」
📢「ピンクに連れてこられた。」
🍵「ピンク……あぁ、らんらんのことね笑」
手招きをされて俺の専用のすちの隣にある特別席に座る。
🍵「今日は大丈夫?怪我は?」
📢「昨日は巻き込まれなかったから大丈夫。」
🍵「そっか、ならこの前のヤツ終わらせちゃうね。」
普段は誰にも見せない肌を、こいつ…すちだけには見せる。
周りの奴らには「こわい」だとか「近寄らないで」なんて言われる程に爛れて(ただれて)、切り傷ばっかの俺の体。
それでもすちだけは何も言わずに手当をしてくれて、「またおいで」なんて言ってくれる。
🍵「……うん、よし出来たよ。」
📢「…ありがと、」
🍵「素直で可愛いね〜笑 まったく、俺の弟になって欲しいくらいだよ笑」
📢「血繋がってねぇし、似てもねぇわ。」
保健室の先生と呼ぶにはおっとりしすぎていて、現実味のない話ばっかしてくる。
けど、この学校で俺の唯一の居場所を守ってくれる守護神。
🍵「今日は何する?寝る?」
📢「朝寝たからいい。」
🍵「ならお話しよ〜♪」
いつも俺が「寝る」なんて言えば悲しい顔をする癖に、こうも俺の発言ひとつで表情が変わるから分かりやすい。
🍵「俺の友達がね、「初めて担任持つ〜!」ってすごくうるさかったんだよね笑」
📢「友達いたんだ。」
🍵「失礼だな!?そりゃあ、俺だっているよ!」
🍵「てか、いるまちゃんの方こそ居ないでしょ?」
📢「……いねぇけど?」
🍵「開き直るのやめてよ…俺だけ友達いない虚しい人見たいじゃん 笑」
📢「ほぼ合ってんだろ 笑」
話すのは嫌いじゃない。
ただ、話が合う奴がいなかっただけ。そう考えたら、すちは俺の友達という事でいいんだろうか。
🍵「いるまちゃんって、本当に笑顔が可愛いよね 笑」
📢「…やめろよ、普通に無理だから…⸝⸝⸝」
🍵「褒められ慣れてなくて直ぐに顔真っ赤になるのも可愛いねぇ〜 笑」
見られないようにそっぽ向いてるのに、すちの手で強制的に正面を向かせられてより恥ずかしくなって顔がもっと赤くなる。
ガラガラ(扉
🌸「ぁ…」
いきなり保健室の扉が開いた。その瞬間すちは手を離してくれたが、ピンクに見られた。
📢「んなっ⸝⸝⸝ くんじゃねぇッ!?」
🌸「こいつ、俺だけに反抗的じゃね??」
🍵「酷い時に来たね〜、でもいるまちゃんが可愛いからいいや。」
涙が出そうなくらい顔が熱くなる。なんで、こいつにあんな場所見られなきゃ行けなかったのか分からなくて頭が痛い。
けど、ピンクはだんだんと近づいて来てすちは俺を持ち上げながらベットの上に寝かせた。
🍵「疲れたでしょ?寝ときな。」
🌸「ふぅー、やっさしい〜笑」
🍵「うるさいなぁ、早く自分の持ち教室に帰りなよ。」
🌸「それは後でな、今はお前に用があって来たんだよ。」
ベットに寝せられたからもうピンクの顔は見えねぇけど、声だけでも真面目な話だと伝わってくる。
🍵「……はぁ、わかったよ。」
🍵「いるまちゃんはここに居てね、ちゃんと帰ってくるから寝てていいよ。」
すっ…(撫でる
📢「………」
俺が寝てる時、いつもこんな風にやさしい手が顔に触れるのを知ってた 。
今日は起きてる時に撫でて貰えたからラッキーな日だ。
2人が部屋から出て行ってやることも無くなったが、眠れない。
いつもなら近くにすちがいる、という安心感があったのに今は誰も居ない。
慣れてたはずの寂しさに包まれて眠る布団の中は冷たかった。
季節のせいだと自分に言い聞かせ、小さくなりながら眠る。
コメント
1件
🍵にだけ素直な📢ちゃん可愛すぎんだろおい(( 🍵先生が保健室いたら保健室近寄っただけで成仏しそう…💘😇