テラーノベル
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コメント
2件
お、、おぉ、私にはレベルが高かった、、、
「寒い….」
「我儘言わないのー。」
冬の風が俺らの髪に触れる。
不満げな瞳で、首に巻かれたマフラーを抱きしめ、服の袖に手を隠す。
撮影で来たドイツは、冬の雰囲気が日本より感じられる。
「ドイツ寒い….涼ちゃん、あっためて。」
その言葉一つひとつが、全部好きだった。
あざといな、なんて。
テレビでは俺が可愛い感じなのかもしれないけど。
素の俺らでは、あざといのは俺じゃない。
「……..涼ちゃん……..?」
肌寒い風が、頬をかすめ、服をなびかせる。
寒さで赤くなった顔を、手で覆う。
少し驚きながら、柔らかな笑みを浮かべるその姿。
そんな姿を一人占めするように、唇を君へと近づけた。
「涼ちゃん……..?」
少し楽しそうな目で、俺を見上げる。
その目までを奪うように、体を自身の胸へと引っ張る。
「寒いんでしょ?」
「うん、涼ちゃんありがと。」
そう言って、俺の口へとぎこちなく唇を触れた。
驚きながら目を合わせると、いたずらっ子な顔と目が合う。
寒い、そんな感情は、二人の暖かさに溶けていってしまったのかもしれない。