「お前、俺の事嫌いなん?」
「え…」
「何、言ってんだよ」
「嫌いな訳ねぇだろ。」
「じゃあ…あの時なんであんな事言ったんや。」
「嘘に決まっとるやろ。」
「さすがに本気で謝らんと退学になるもん」
「そっか。」
「でも、今度からはやめてくれよ。」
「裏切られた気分になっちゃう。」
「うん。ごめんね」
ということでこの話は終わりを告げた。
9月
「死にたいわ…」
夏休みが終わり学校が始まった途端、
湊は俺にいつものようにボヤく。
「海ジャンしに行く?」
樹は軽く返す
「嫌、まじで死にたいねん」
教室に入ったら陰口、悪口の雨。
家に帰っても冷たくされる毎日。
「俺、そろそろ限界や。」
「そう。なら今日俺ん家来いよ」
「…わかった」
放課後になると湊と樹は一緒に通学路を歩いて俺ん家(樹の家)に向かっていった。
「なぁ、なんかするの?」
「なんかするかもしれんけど、安心しとけ」
「怖いんだけど。」
怯える湊を見て、樹はふっ。と笑う。
「そんな怯えんなって。お前を一生死ねない体にしてやるだけだから」
湊は首を傾げる。どういうことなのか理解が出来なかったからだ。
「そっか。」
ちょーっと意味が分からなかったので話を流す。
ほんとどういう意味だよ。怖いんだけど
「家だよ。」
「お前の家、久しぶりに見たわ。こんなデカかったっけな…」
「そんなでかいか…?」
「俺ん家貧乏だからちっちゃいんだよ」
「ああ、そっか…」
ちょっと気まずい雰囲気になってしまう。
「ま、入れよ」
扉の鍵を開け、雑に靴を脱ぐ。
「あれ、親居ないの?」
「ああ、親は今仕事の時間だ。」
「2階来てー」
樹は階段を登って湊を誘う。
顔をニコッとさせて指を指す。
自分の部屋に入るとバンッとドアを閉める。
そして湊をベットに押し倒した。
「なあ、湊今の生活って嫌い?」
「まぁ。好きでは無いな。」
押し倒されたが湊は平然として言葉を返す。
樹に押し倒されることなんて良くあることだし。
「じゃあ。俺が今までとは格段に違う、めっちゃ楽しい生活にしてやるよ…。」
湊はずっと真顔だ。
何されるかまだ分かってないんだろう。
俺は湊の目を暖かい掌で隠す。
湊の唇に俺の唇を近ずける。
もう接吻する寸前だ。湊は頬を赤める。
俺が接吻しようとした瞬間_
「樹〜宿題したぁ??」
と大きい声と共にドアをバタンと開ける。
現場を目撃してしまった母は、
「あら失礼♡」
と一言残してドアを閉めた。
「あのクソババア…」
頬を湊のように赤め、眉間にしわを寄せる。
「ま、いいだろ」
「楽しく、気持ちよくすんだろ…?早くしろよ…」
湊にしては珍しい反応。
俺は、ちょっと興奮してしまった。
唇と唇が重なった。
湊はいやらしい声を出す。
息があたる、ああ気持ちい。
湊の腕が俺の腰にあたる。
舌が入ってきた。
息が、苦しい。
けど、
やめろよ。
ハマってしまうだろ…♡
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!