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テレビ収録を終え康二から言われた焼肉店に到着する。〝すみません向井で予約があるかと…〟


康二🧡『阿部ちゃん、こっちこっち』


個室の扉から顔を出した康二は無邪気に手招きしている。少しの不安を振り払うように頭を振りかぶる。


康二🧡『お疲れやね』


疲労困憊の俺の顔を見て労いの言葉をかけてきた。テーブルにつき被っていた帽子を脱いだ〝飲み物どうする?ビールいっとく?〟康二を睨みつけて〝烏龍茶にしてくれる〟と言うと肩を窄めて注文を済ませている。


亮平💚『翔太の事だけど…』


康二🧡『まずは食べようや。お互い仕事で疲れてるんやさかい。食べてからでも構わへんやろ』


さっさと終わらせて帰りたいんだけど愛する可愛い翔太が待ってるんだよ。〝そんな睨みつけるなや〟と言いながら前菜で運ばれてきたサラダをムシャムシャと頬張っている。


亮平💚『いつからなの?』


白々しく〝なんやの阿部ちゃん〟なんて言っている。こちらもサラダを口に運んだ。運ばれてきた肉も急いで焼いていく。


亮平💚『翔太の事好きなんでしょ?いつから』


康二🧡『いつからとか聞く必要あります?俺の方が阿部ちゃんより前やったら譲ってくれるん?』


お馬鹿なくせにムカつく。確かに無意味な質問をしてしまっている。聞かなきゃいけないことが怖くて聞けない。翔太が覚えていない事をわざわざ聞く必要があるだろうか?でも俺の中でそれがずっと心の中で引っかかっている。きっとコイツの、口から出任せに違いないのだとそう思いたいんだ。自分が安心したいだけだ。


康二🧡『残念やけどホンマやで?』


思わず持っていた箸を落としてしまうほど動揺している。顔を上げて康二の顔を見ると、真剣な眼差しで俺を真っ直ぐ見つめると〝本気やから〟と言いながら口に肉を放り込んだ。続けて左手に抱えた白米を豪快に食べた。負けじと俺もそれに続いた。


亮平💚『俺らが付き合ってる事知ってるんだよね?分かって言ってるの?』


康二🧡『それ最近やんな?先に俺が告白してたら俺と付き合うてる。先越されてもうた。しょっぴーも満更じゃないで?でなきゃ俺と寝ない』


胸がムカムカする。何でこんな奴にイライラさせられるんだ。さっきから俺の痛いところばかりを突いてくる。お馬鹿なくせに事恋愛に関しては察しがよく、普段から弟気質の康二に翔太が気を許してしまったのが手に取るように分かる。


亮平💚『翔太は酔ってて全く覚えてない。本当にシタかどうかなんて康二にしか分からないでしょ。お酒弱いの分かってて、そんな状況で…卑怯だと思わないのかよ!』


イライラを爆発させる俺を 半ば楽しむように、いや嘲笑うと言った方がしっくりくる…康二は豪快にお肉をご飯の上に乗せると口に掻き込みながら〝そう思いたいねんな〜皆んな〟とびきりの笑顔を俺に向けた。意地悪く俺の白米の上に同じように肉を乗せてきた。


康二🧡『ほなどうぞカレシさんお食べ』


終始康二のペースで繰り広げられる会話に胸焼けを起こしそうだ。会うべきじゃなかったなと今更ながら思った。何事もなかったように堂々としていれば良かったんだ。これじゃぁ動揺している事を康二に晒しただけじゃないか・・・


康二🧡『意外やったな。阿部ちゃん焦ってんの?彼氏やのに…自信ないねんな』


コイツほんと腹立つ…


亮平💚『翔太にこれ以上近づくな。優しい子なんだ傷つけないで!』


康二は先程までニカニカとムカつく笑顔を脱ぎ捨てて、真顔になると箸を静かにテーブルの上に置いた。こちらも腹に力を入れて衝撃に備える。


康二🧡『阿部ちゃんだけがしょっぴーの事分かってるって思うのは過信やな!俺かてずっと見てきてる。俺のといた方がしょっぴーは幸せや。それにしょっぴー嫌がってなかったし気持ちよさそうに…』


俺がテーブルから立ち上がり拳を振り上げたところで康二の目線は扉の向こう側へ向けられ、それにつられて俺もそちらに視線を送った。



大介 side


翔太💙『おい押すなよバカ…どこ触ってんだ変態////』


大介🩷『可愛いお尻だよ♡変態発動中』


亮平と康二の組み合わせなんて珍しいな。あぁそっか翔太とヤッタとか言ってたな…

まぁ康二のハッタリだろう。悪趣味だが覗かせてもらう…

それにしても目の前にある四つん這い姿の翔太のお尻に何もブチ込めないのが意地らしい…

ついつい可愛らしいお尻に手が伸びてしまう。

撫で撫でするとバチンと叩かれた〝しーっ静かに…気づかれるよ〟キッと可愛い目でもっと触って欲しそうに懇願している。

本人は〝触るな〟と言わんばかりに睨んでいるつもりだろうけどそういう風に見えないのが翔太の悪いところだ。無意識に男を誘っている。

翔太は康二と会う事を聞かされていなかったようでかなり動揺した。

二人の会話を見るに亮平の方が明らかに康二に押されている。恋愛に関しては康二の方が一枚も二枚も上手だな。


大介🩷『彼氏なんだから堂々としてればいいものを何焦ってんのかね亮平は…』


康二🧡『…………焦ってんの?彼氏やのに…自信ないねんな』


ほらね。痛いところ突いてくるな康二の奴。


康二🧡『…………しょっぴー嫌がってなかったし気持ちよさそうに…』


大介🩷『💢』


あっやべ…思わず力が入ってしまい翔太を小突いてしまった。翔太は前に突っ伏すような形になり引き戸が開いて康二と目が合った。


亮平💚『翔太!』


康二🧡『さっくん?』


大介🩷『あはっ!はぁーいさっくんです。悪ぃお邪魔しちゃって….翔太行こうか?翔太?』


あらら泣いちゃってる。肩を抱いて翔太を部屋から出すと亮平が駆け寄ってきた。


亮平💚『佐久間離れて』


大介🩷『今は、翔太は俺に任せた方がいいぞ!そっち片付けてから来い。隣の部屋に居っから。それとも俺が康二と話そうか?3人でシェアするか翔太の事?嫌だろ?ちゃんと逃げずに話せよ』


亮平は目に光を宿すと口を真一文字に結んで踵を返すと先ほどの位置に座り直した。俺は翔太の肩を抱いて隣の部屋へと戻った。


大介🩷『いつまでもメソメソ泣くんで無いよ?ほら肉食おうぜ』


翔太は涙を流しながら肉をバクバク馬鹿みたいに食べている。時折嗚咽混じりに泣くとむせ返ってゴホッゴホッと咳き込んでいる。隣に座り直して背中を摩ると俺の肩に頭を乗せて俺の腕を掴んでいる。そういう事するから皆んな翔太から離れられないんだろ…


翔太💙『ホントにエッチしちゃったんだ…俺』


もうこの際1人も2人も変わんねえだろっ〝まだ分かんないだろ?ハッタリじゃねえの?〟処女じゃあるまいしくだらない。


大介🩷『気持ちのないエッチなんて、してないに等しい。俺と気持ちのあるエッチしてみる翔太?奥まで愛してあげる♡』


翔太💙『殴るぞ💢』


大介🩷『よし、元気になったところで追加のお肉頼みますか!』


翔太は目を丸くして〝お前馬鹿なの?もう食えないよ〟なんて言ってるけど無視して追加の注文をしようとすると、翔太はタブレットを取り上げて自分で追加の注文をしている。


翔太💙『亮平はエッチの事を確認したかったのかな?佐久間どう思う?』


大介🩷『さぁな後で本人に聞いてみろよ』


追加のお肉を焼きながら翔太は虚な目で肉を突いている。一体どんだけ追加したんだ次々に運ばれてる品々に慌ててタブレットを見て注文品を確認する。


大介🩷『お前…それ飲んでるの何?』


翔太💙『ふふなんらろ?美味しいお?』


コイツ酒飲んでやがる。しかもいつの間にもう三杯目だ〝もう飲むのやめろ〟俺の制止も聞かずにグビグビとお酒を煽っている。康二と2人きり、まさにこういう状況だった事が伺えた。可愛いなコイツ…


翔太💙『遅い💢遅いぞ…俺呼んでくる』


〝あっ!おっおいコラ待ちなさい〟酔っ払いの行動こそ全く読めない…

追いかけると隣の部屋を引き戸にも関わらず一生懸命押したり引いたりしている。〝馬鹿なのかな?横に引きなさいよ〟部屋の前で騒いでいると中から亮平が顔を出した。


大介🩷『ごめん油断した隙にコイツ飲んじゃって』


翔太💙『遅いぉ!亮平帰るぞ』


亮平💚『ごめんもうちょっと////ンンンッ!』


わぁお…亮平を見るや否や首にぶら下がってキスをした翔太はそのまま後ろに押し倒して亮平を食べている。康二の驚いた顔を亮平に見せてあげられないのが残念だ。シャツを捲って撫でると亮平に股がりお腹にキスをするとまた上昇してきて首筋に舌を這わしている。


翔太💙『リョウだいしゅき…』


亮平💚『ンッ////……翔太?』


頰を赤く染めた亮平は胸の上で動かなくなったお転婆な姫を揺すっている。姫様はムニャムニャと口を動かして亮平のシャツを掴んだまま就寝中だ。


大介🩷『ニャァはぁっ面白いヤツ。亮平お前もっと自信もっていんじゃねえの?俺には羨ましすぎる』


翔太のお尻を撫でるとムクリと起き上がった翔太は撫でた相手を見つけると〝佐久間くぅん?〟そう言って腕を伸ばすと今度は俺を押し倒した。

折角なんでされるがままに横になると柔らかい唇が重なり舌が侵入してくると翔太のお尻を撫で、俺の舌を抱き合わせた〝んふっ///柔らかぁ〜い〟お楽しみはそこまでだったようで、勢いよく翔太が離れていくと、目の前には殺気立つ亮平の姿があった。


大介🩷『おい俺何もしてねぇゾ?今見てたろ』


亮平💚『よく分かった!翔太が全ての元凶みたいだ!連れ帰るよ。お仕置きが必要みたいだから』


大介🩷『え〜俺も混ぜてそのお仕置き。亮平にしつけられたい…すいません。ふざけ過ぎました』


冗談通じないのかよ馬鹿真面目め。恐ろしい程の形相で睨まれて怯んでしまった。隣でボーっと突っ立っている康二に目をやると目の前の珍事に整理ができていないようだ。翔太は亮平の腰に両腕を回してベタベタしている。時折舌を出して亮平の首筋を舐めようとするのを必死で止めている。


亮平💚『悪いけど俺らは帰るから。翔太は康二に興味がないみたいだね?』


急に勝ち誇ったように翔太を抱えながら亮平は帰って行った。まぁ誰の目にも明らかなのは翔太が好きなのは亮平って事だ。


大介🩷『失恋組で飲み直しますか?康二』


柄にもなく真面目な顔をして俺を見ると〝 イヤ明日早いんで帰るわ 〟と言った康二は人差し指で俺の鼻を弾くと・・・


康二🧡『さっくん、ここからが本番やで。 隠し玉があるんでな…大事な材料はココゾで出さな』


意味深な一言を放って帰って行った。

あっ亮平の家の鍵・・・康二の言葉の意味を聞き返す余裕もなく2人を追いかけて鍵を渡した。


大介🩷『亮平、康二なんか企んでるぞ!気を付けろよ』


亮平💚『気を付けなきゃならない輩が多過ぎて大変なんだけど💢』


亮平のお尻をイヤラしく撫でる翔太の手を叩きながらタクシーに押し込む亮平。窓を開けた翔太が〝さっくん楽しかったぉ〟と言いながら大手を振る可愛らしい姿を見えなくなるまで見送った。


大介🩷『危なっかしいなぁアイツら・・・そこもまた可愛いんだけどねぇ〜』





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コメント

18

ユーザー

また3人でシェアする未来があったり…???

ユーザー

隠し玉って・・なんだろー😱😱 じーこの企みが怖いな〜😱😱

ユーザー

さっくんちょっと優しくなってきたねーー!

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