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桜side
梅宮から全て話せと言われ場所を移した俺たち
梅宮「屋上には誰も近付けさせないよう柊に話してある、だから全て話してくれ」
そう話す梅宮は総代…と言うより何処か不安そうで…、本心を話して欲しい様な親の様な不安気に駆られている様な雰囲気で…喋らずにはいられなかった…。
桜『…、皐月さ、普段1食しか食べてないって…、それに、多分だけど何かを抱き締めて寝る習慣がある、と思う…、確信はねーけど…』
俺が話すと梅宮はどこか怒りがあるのか獅子頭連のタイマンとは違う雰囲気を感じ取って俺は何も出来なくなってしまった……。
梅宮「……、そうか、桜ありがとうな話してくれて…、俺が直接皐月と話してみるよ」
桜「ま、待てよ!皐月はお前の事苦手なんだろ!?それなのにお前が言ったら……ッ」
梅宮から更に圧を感じる…。
梅宮「確かに嫌われてる自覚はあるさ、でも、総代としてほっとく訳にもいかない…、皐月が俺の事を更に嫌おうが俺は皐月に健康でいて欲しい、欲を言えば風鈴の皆と仲良くして欲しい、それが叶うなら俺は嫌われたっていいさ…」
どうして、そこまでして皐月に構うんだ?自分を傷つけてまで皐月のこれからを心配する?
桜「なぁ、お前にとって皐月は…何なんだ」
俺が話したら梅宮は少し黙って……
梅宮「皐月さ、外から来たんだよ…、それで俺が風鈴に来ねーかって半ば強制して入って貰ったんだけど…皐月は全然自分の事話さなかったんだ…、俺にも柊にも…、でも桜には話した事がすげー悔しい、俺の方が先に出逢ってたのに…、だから桜が羨ましいよ、皐月の本音も、私生活も知れたのも…桜が来なかったら、きっと皐月はずっと1人だった…、今後も皐月の事頼むが、ちゃんと話をする為にも俺が、皐月と話したいんだ、桜は嫌だろうがこの1回だけ…、頼む」
梅宮はそう話すと謝り腰をおった……。
皆、この風鈴は皐月を想ってるのに……皐月自信が受け入れなかったのか…、いや、受け入れれなかったんだ……。
家族から虐待されてたもんな…誰にも助けを求めれなかったんだ…。
桜「…、梅宮」
梅宮「何だ?」
桜「皐月泣かせたらお前でもぶん殴る」
梅宮「…!ははっ、桜は皐月の事好きになったんだな!大丈夫、泣かせない、俺も皐月のこと大事だから…、じゃあ話してくる!」
そう告げた梅宮は屋上から消えた…。
これで良かったのか…?
あんだけ毛嫌いしてた梅宮を行かせても良かったんだろうか……。
俺が発言してなければ……、でも皐月も3年で俺とは逢えなくなる…、そう思うとこれが正しいのかもしれない……、ごめん、皐月。
皐月side
今日は街外れる手前の喫茶店でバイトで
店長「何か今日は忙しいわねぇ」
皐月『まぁ獅子頭連と仲良くなったわけだからお互い行き来しやすくなったんじゃないっすか?』
チリンチリン
皐月『い、…梅かよ、今授業中だろ、何しに来た』
梅宮「…店長さん、皐月ちょっと借りていいかな?」
店長「へ?良いわよ!」
皐月『おい!何勝手に話を……』
その時初めて見た梅の顔……。
梅宮「店長から許可取ったから外で話そう」
あんな梅の顔見た事ない……。
俺は黙って梅の後ろを着いて行った。
気付けば路地裏で…、梅は何も話さない…、この空間も梅も怖くて…、でも弱気になれなかった、俺は何もしてないし、仕事を邪魔されたんだ…。
皐月『仕事邪魔してまで何がしてーの』
俺が話すと梅は不機嫌な顔をして振り返った
皐月『…俺お前に何もしてねーけど、何、お前は俺に不満なわけ?なら出てくよ』
俺が話したら梅は横にあったトタンを一撃で沈めた…。
トタンを?は??
俺が困惑してると梅は一言発した
梅宮「…俺の事を嫌いでいい、でも、皐月は風鈴だ、俺らの仲間だ…、どうして話してくれなかったんだッ、俺は皐月のこと大事にしてたのに……、なのに、桜に全部話しちまうし……悲しいよ…」
こいつは何を言ってるんだ??
皐月『…なんの話しかわかんねーんだけど』
梅宮「皐月、お前1食って本当か?」
ああ、桜が話したんだろうな、まぁ桜のことだからうっかり話したんだろう…
皐月『そうだよ、1食で十分だ』
梅宮「そんなんで生活できないだろ?どこかで身体が負担になるはずだ!!」
皐月『残念だが今まで何ともない、お前が心配する必要ない、もう仕事戻って良いか?お前と話しても時間の無駄』
グッと戻されて目を開ければ梅宮の顔面ドアップで……
皐月『だから!仕事中だから!話せッ』
梅宮「そんなに、俺の事嫌いか?」
梅宮は悲しそうな顔して俺を見つめる……
確かに自己中野郎だし……、でも…、どう話せばいいか分からなくて……、黙るしか無かった…。
俺が黙ってると…
梅宮「……、そっか、ごめんな職場まで突撃して、悪かった…、もう皐月と関わらないようにする、本当にごめん」
そう告げて梅は出て言った……。
店長「ねぇ、皐月このまんまでいいの?本当は色々話したいんじゃないの?行ってきなさい、ここは大丈夫だから!」
皐月『…でも俺が行っても…』
店長「おバカさんだね!心配して来てくれてるんだから皐月のこと大好きなハズよ!行ってあげなさい」
皐月『…ッ行ってくる!』
走って走って漸く梅を見付けたッ!
皐月『梅!』
梅は驚いて皐月…?と呟いた
皐月『……ッ本当は知ってた、梅たちが俺の事気にしてくれてたこと…でも、怖かった…。本当は甘えたかったし、俺も輪に入りたかった…でも、出来なかったんだ……、怖かった、誰かに傷付けられたり、拒まれるのが怖くて…、だからッ梅を拒否してしまった…、ごめん、俺ッ本当は梅宮が羨ましかったんだ、誰にも頼りにされてカッコよくて……、でもその姿を見て、俺じゃ出来ないって…。尊敬してたのに……ッ、梅宮と俺の姿を合わせて見ても俺はお前にはなれない…俺はなんにもなれない』
梅宮「……、それが本心か?皐月の、本心か?」
皐月『……ッ情けなくてごめん、本当は潔癖症も嘘なんだ……梅宮の掌で頭を撫でられだり、掴まれた所が熱くて……、梅宮の!目を見ると心が弾けそうになるんだッ!俺は病気になっちまったんだ……。』
暫し無言の空間
梅宮「えーっと、俺を見ると心臓が痛いって?」
皐月『……うん、でも桜の時もそうだった、安心してよく眠れた』
梅宮「よし、今日は俺のとこに来い」
皐月『??まぁ、良いけど…あ、桜の部屋に置いてきたパジャマ持ってこなきゃ、あとパンツも…』
梅宮「…、皐月?桜と泊まりは楽しかったのか?」
皐月『すっごい楽しかったぞ!』
桜……絶対皐月渡さないからな!!?