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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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康二「あ、そこのソファー、寝ててもえーよ?」


康二くんは店をあけるなり、入口にちかい、BOX席のソファーを指さした。


康二「あ。喉乾いてない?お茶のむ?」

○○「あ、大丈夫…です。」


私は言われたソファーに座ると、スマホをみた。

数件の通知。

絵里からLINEが来てた。

心配してる内容。大丈夫ってことを、返事してると、

岩本さんから電話が……


○○「え?」


びっくりしつつも、

でてみる。


○○「も、もしもし……?」

照「もしもし。大丈夫?」


初めてきく、電話の声。


○○「今は落ち着いてて。康二くんのお店にお邪魔してます」

照「うん。仕事終わったから、 いまからそっちに向かう。」

○○「……はい。」

照「待ってて?」

○○「……気をつけ……て。」

照「……○○さん?」

○○「……ん?」


声きいて、安心したのか。涙が。でも泣いてるのバレたくなくて必死にこらえてたのに


照「会ったら抱きしめてもいい?」

○○「………待ってる……」


それが精一杯で。

それから、30分くらいして岩本さんはきた。

来るなり、ほんとに抱きしめられた。


康二「おーい。俺らおるのわすれんといてや?(笑)」

深澤「ほんと!わら。でも、1番の特効薬でしょ!わら」

康二「確かに(笑)」

○○「………っ」

照「1人で抱え込みすぎ。もう、凄く心配したんだからね。」

○○「……ごめんなさい…」

照「……じゃあ。帰ろ。送ってく。」

○○「………」

照「ふっか、ありがと。康二もごめんな!」

深澤「ん、あとは頼んだ!わら。あ、○○さん、1週間はお仕事休みだってよー!有給もあるからって。」

○○「え?」

康二「たまにはゆっくりするのも必要やで?暇なら夕方からなら、開いてるから来なよ!」

○○「………ん。ありがと。」


なんか、もう、疲れたや。

そのまま、連れられるかのように、車に乗った。

窓の外をぼーっと眺める。

いつもの景色なのに、なんだか、知らない世界みたい。

いつの間にか家に着いた。

けど、そこには、男の姿が。

少し通り過ぎて、岩本さんは車を停めた。


照「誰かきてる?」

○○「……っ。」


間違いなく元彼……

どうしよう……なんで家……っ。


○○「…ッ…ど、どうしよう…………」


照「とりあえず、家くる?」


何かを察した岩本さんは、そのまま車を走らせ、岩本さんの家についた。


○○「お邪魔します……」

照「どうぞ(笑)適当に座って?」


リビングのソファーの隅に座る。


照「大丈夫……?」

○○「………うん」


とりあえずは大丈夫だとおもう。

向こうきづいてなかったし。

ただ、家に帰れない。

なんで家がバレてるのか。

それが分からなくて。

怖い………


○○「……っ。」

照「怖いよね…」

○○「……っ、…怖い……泣」

照「おいで……」


私は岩本さんの腕の中で、泣きじゃくった。

どれくらいたっただろう。


照「……落ち着いた?」

○○「……ごめんなさい」

照「ん?何が?」

○○「……服、汚しちゃって…」

照「ん?いいの、洗えば済むから!それより落ち着いたなら、なんか食べる?」

○○「……」


正直食欲はない。

それに……離れたくないなんて。言えなくて。チラッと。顔を見ると、目が合った。


照「…ね、そんな目で見ないでよ(笑)」

○○「…ごめんなさ」

照「離れたくなくなるじゃん。」


そう言って、また抱きしめられた。


○○「……離れちゃやだ…///」



つい、言ってしまった。



でも、こうやって、甘えさせてくれるのも、今だけ…


男なん……て。



だから、今だけ。今だけ……

今だけは、この温もりに甘えたい。

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