なんで……救急車を呼ぶんだよ…
いつもは…殴ってばっかなのに
俺はそんなお父さんが大嫌いだったのに。
でも……お父さんにも色々あったんだろうか
もう少しちゃんと話していれば。
向き合えていれば…こんな事には……
ならなかったのに。
「ごめん……ごめん……」
俺は何をしてたんだ……
俺は虐められていた
こいつの父親に。
酷い仕打ちを受けていた。
ある日そいつは死んで
まだ小さな子供を置いていった。
子供に罪はないと……
大切に育てると決めたはずなのに
成長する度似ていく顔に耐えきれなくて、
つい、菊斗に手を出してしまった。
罪悪感が俺に襲いかかった。
それでも菊斗は…
こんなダメダメな俺を
“お父さん”と呼んでくれたんだ。
神様…お願いです。
どうかこいつだけは……
菊斗だけは……助けてください…
こんな俺の事をお父さんと慕ってくれた
菊斗を助けてください…
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