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『片思い』
<カオナシ視点>
私は昔から千が欲しかった…。いくら金を渡しても…『いらない』『欲しくない』と言われる。だいぶ前にたまたま見かけてしまった。見たくもないのに。千がハクと一緒に楽しく話しているところ。坊に向かって『大切な人を助けないといけないの。』と言っているところ。千はハクのことが好きなのか。。千が欲しいという願いは叶わないのか。。千が油屋を出てから直ぐにハクも油屋を出ていった。私は疫病神のため安易に人間の世界へはいけない。今頃千は何をしているのだろうか。私も今度人間界に足を運んでみてみようか。今日もそんなことを考える。嗚呼やっぱりこれは『片思い』なのだろうか…
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『叶わぬ恋』
<千尋目線>
3年前丁度私がこの街に来た時のことだった。ただ、、3年前になにかあったのだけど、、どうしても思い出せない。どっかのおばあちゃんがくれた髪留め。今も綺麗のまま。この髪留めを見たら何かしら思い出しそうなのだが…思い出せない。
私には大切で忘れられない人がいたはずなのに。
そんな時、。ふと脳内に話しかけられたような感覚がした。
『千尋…!』
ハク…?
あれ、、ハクって誰?。
なんで私はこの声の人を知ってるの、?
『大丈夫。私は千尋の見方だからね』
気づけば私は泣いていた。何故だろう。とても懐かしく切なくなった。
そこから思い出した。油屋のみんなのこともハクの事も
ハク…会いたいよ。
私…ハクに恋してたのかな。
貴方は今、どこで何をしているの?
会いたくても会えない『叶わぬ恋』なのかな。
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『約束』
<ハク目線>
3年前のことだ。私が千尋と出会ったころ。両親が豚にされ、挙句にひとりで油屋で働かされ。辛かっただろうに。今考えたら千尋はほんとに強い子だった。私と千尋はとても仲が良くよく話したりしていた。でもやはりお別れは来てしまう。『また会える…?』『きっとよ!』という千尋の言葉が脳内によぎる。前まで仕事でザワザワしてた夜なのに今は油屋も出て人間界で過ごしていてとても静かな夜だ…
『ハク…私ね…』
最後に伝えておけばよかった。
私が千尋に恋していたこと。
なんだかんだいって3年前は楽しかった
明るい人も多くて優しい人も多かった
でも優しさの裏にはとても恐ろしいものがあって…3年前の私は一刻も早くここを抜け出したいと思っていた。
千尋…ごめん
『約束』…多分守れない。