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「僕にいい考えがあるんだ 」
彼は枕の下から銀色に光った手錠を取り出した、私はそれを見た瞬間、すくみあがって後ずさりした
「すーずーちゃん!待て待て待て!いかないで!君は勘違いしてる 」
思わず逃げようとする私の手首を彼が捕まえた
「その手錠で私を拘束するつもりなのね!」
私はパニックになって彼を見つめた
「いやいやいや!・・・そうじゃなくて・・うん・・・僕が悪かったな、出すタイミングを間違えた」
「そんなことしなくても私は逃げたりしないと誓うわ!お願いそんなもの使わないで!」
「だーかーらー違うって!君を拘束したりなんかするものか、かえって逆効果じゃないか 」
逃げようとする私を、必死に彼が抱き寄せて背中を撫でて落ち着かせる
「これは君から恐怖心を取り除く大事なアイテムなんだよ、この手錠は君に使ってもらうものなんだ、この手錠で僕を拘束してほしい 」
私は驚いて口がきけなくなった、目をまるくして彼をみつめる
「この手錠で僕の両手をベッドの端にはめておけば、僕は何もできないだろう?そうしておいて、君は僕を好きにできるってわけ、君が途中でやめても手の自由がきかない僕にはどうしようもできないだろう?」
「こ・・・この手錠で・・・あなたを・・拘束しろというの?わ・・私に? 」
「そうだよ、それなら無理に僕を信頼しなくていいだろ?どのみち僕がもし力づくで君を襲おうとしても、手を拘束されているんだから 」
「で・・・でも・・・・あなたにそこまでしてもらうなんて・・・」
「いつでも君の好きな時にやめてもいいんだ、そして帰る時に片方だけ外してくれたら、もう片方を外す間に君は部屋に帰れるだろう?」
戸惑っている私に優しく柚彦君が言った