こんばんは🌙*゚カンヒュ好きです!
今回は、「恋という名の依存性」の続きです!
前回のお話、沢山のいいねありがとうございました!
それでは、どうぞ!!
私の入れた紅茶を飲み、貴方は案の定机に倒れ込んでしまった
もう少しだけ、貴方との「普通」の会話を楽しんでいたかったのだけど
もう、余裕が無くなってしまった様なの
そんなことを考えながら、眠ってしまった貴方の柔らかな頬を静かに撫でた
・・・・・・・・・・・
(注意⚠️ここから日本ちゃん視点です)
日本「ん…」
瞼を開くと、そこには大量の彫刻、絵の具、画材、が散らばっていた
起きて早々どうなっているのか状況が掴めない
日本「えと…、確かフランスさんとお茶してて…それで…」
そこからの記憶を呼び起こすことができない
寝てしまったのか、どうだか分からないが、きっとフランスさんに失礼なことをしてしまった
それに、この部屋。きっとここはアトリエだろう
あの方の芸術の宝庫に、私の様な凡人が紛れ込むのも駄目な気がする
日本「……出た方がいいですよね…」
そう思い、床に足を付けると、
ジャラ
鎖を引きずる音がした
日本「え…?」
一瞬、何が起こったか分からなかった
え?何で
何で私の足に鎖が付いているんだ
恐怖と疑問が頭を駆けずり回り、頭から流れた汗が、頬を伝った瞬間だった
フランス「起きたのね。日本ちゃん」
聞き覚えのある、澄んだ声音が耳を震わせた
日本「あ、え、ふら、すさ…っ」
声が震えてしまって、上手く言葉を発せることができない
心無しか目尻も熱い
頭では逃げろと警戒音を掻き鳴らしている筈なのに、体が言うことを聞かない
自身の体の異常が怖い
貴方の表情も、このアトリエも、今はもう「恐怖」と言う言葉で埋め尽くされてしまっている
フランス「ねぇ、どうしたの?」
黒い笑みを浮かべながら、ゆっくりと此方に向かって歩いてくる貴方
その顔が怖くって
徐々に近ずいてくるヒール音を拒むかの様に、眼を瞑った
フランス「…………ねぇ、日本ちゃん」
フランス「私のこと、怖い…?」
そう聞くフランスさんの声は、小刻みに震えていた
まるで、同情の1つでも掛けたくなる様な
しっとりとした静かな声
でも私には
日本「………怖い…っです…」
この一言を掛ける事で精一杯だった
フランス「……………………そっか」
月光に照らされた貴方の表情は笑っていた
でも何処か悲しそうで、切ない表情をする貴方からは、「喜び」と言う言葉が感じられなかった
フランス「ねぇ、日本ちゃんさ、画家の中で超有名な、こんな昔話。知ってる?」
そう話しながら、絵の具で全体を塗りたくられた跡が残る椅子に、フランスさんはゆっくりと腰掛けた
日本「…昔…話…?」
フランスさんは、微笑む様に目を細めた後
口を開いた
つづく
このお話、いつまで続くんでしょうか…
分かりませんね!
それでは!!
コメント
6件
き、気になる...!「つづく」って出たときダメージ受けた...:-O
ん”ん”ん” … 、 ┏┛墓┗┓ ううん … 🫶 監禁しちゃったのね 、フラ姉 … うふふふいいね … 、今回も最高でしたわ !😭 次回も楽しみにしてます!