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すまない先生サイド
彼がそう言ったかと思うといきなり攻撃を仕掛けてきた。
?『もう自分に会おうと思わないように、、、大丈夫だ無駄に傷つけたりはしない。ただ気絶させるだけだ。』
さっきまでの彼からは微塵も感じとれなかったエネルギーが強く感じたかと思うといくつものエネルギー弾が放たれる。
弾一つ一つからはかなり大きなエネルギーが感じられて当たったらひとたまりもなさそうだ。
「銀さん!とりあえず自分の身を守ることだけに専念して!彼は今正気じゃない!僕がどうにかするから!」
gn「わっわかりました!」
ミスター銀さんは、よしとりあえず別の部屋へ入ったな。
「これで心置きなく戦える。」
上手く攻撃の隙間を縫って走る。そうして間合いに入ったところで
「あああーっすまないっ!」
斬撃を入れる。
(手応えはあった。これで少しは大人しくなってくれたらいいが)
?「いっ、、」
そう言って彼は傷口を押さえて少し痛がり攻撃の手が弱まる。しかし、弱まったとはいえど攻撃は止まらない。
ただ、僕に攻撃を仕掛ける彼の目にはほんの少しの迷いがあるように感じた。
「こんなことしちゃだめだ!こんなことをしたら君から人が離れていってしまうぞ!」
?『っ、、』
そうすると、急に攻撃が止まり
?『すまない、自分はまた、、やってしまったようだ、約束、したんだがな、っ。』
そう言っていよいよ座り込んでしまう。
ミスター銀さんも騒ぎが聞こえなくなったからかこっちに出てきた。
泣きそうな彼を見て僕も彼にとって僕の勧誘が辛かったんだろうと実感し反省する。
「すまない。君は今まで何があったんだ?」
彼は少しこちらを見た後気まずそうに視線をそらし
?『今回のことはすまなかった、、、だが、言えない。それだけは。』
「別にそれでもいい。話すのが今じゃなくても僕達じゃなくても話さなくてもいいと思う。」
gn「そうっすね。俺達もなかなかの過去持ってるし、言いにくい気持ちもわかるぜ。』
彼は泣きそうだった目をこすり、立ち上がる
?『そうか悪いな気使わせて。』
そう言った彼はまだ少し申し訳なさそうだった。
「こんなことがあった直後で悪いけどさ、改めて聞くよ。僕達についてこないか?」
そう言って差し伸べた僕の手を見た彼は諦めたような顔をして
?『言っとくがまだ信用はできない。あくまで様子見だ。』
そう言って僕の手を取った彼は気のせいかもしれないが初対面の時よりは本当に、本当に少しだけ柔らかくなった目で僕達のこと
を見つめていた。
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