テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
.✴︎ 凛緒@ペア画中
50
ちぃ✩.*˚
303
「気に入った…?」
「うん。だから、俺がいっぱい気持ち良くしてあげる」
「あの…でも俺、初めてだから多分上手くできないです」
「いいよ。俺が教えてあげるから」
陽雅さんはそう言った後、俺の首筋をペロッと舐めた。
体がゾワッとして、声が漏れる。
「んっ」
俺の反応を見て、何度も首筋にキスをする。
首筋に唇が当たる度、声が漏れてしまう。
「んっ…」
少しして陽雅さんはキスを辞め、顔をあげる。
「恭也くんってさ、俺の声好きなんでしょ?」
「まぁ…そうだと思います」
「じゃあ、これはどうかな」
陽雅さんは俺の耳元に口を近づける。
そしてそのまま、ふーっと息を吐いた。
「あっ…!」
慌てて口を塞ぐ。
やばい。すごい大きい声出ちゃった。恥ずかし過ぎる。
戸惑う俺を見て、陽雅さんはフフッと笑う。
「耳が弱いのかな。それとも、俺の声だからそんなに敏感になってるの?」
「それは…分かんないです」
「零斗か泰輝に試してもらおうかな」
「えっ。試すって…」
「一人でシてる恭也くんの耳元で囁いてもらうの」
「いや…それは…」
陽雅さんならいいけど、他の人にやられるのは嫌だ。
なんとなく、そう思った。
「まぁ、恭也くんは俺のお気に入りだし、他の二人に気に入られたら嫌だから絶対やらせないけどね」
陽雅さんはニコッと笑った後、ハッとした表情を浮かべる。
「あっ。そうだ。他の二人に取られないように”お気に入りの印”付けとかないとね」
「お気に入りの印…ですか?」
「うん。こうやって…」
陽雅さんはそこで言葉を止め、俺の首元に顔を近づける。そしてそのまま、陽雅さんの唇が俺の首筋に触れる。
少しチクッとした痛みが走る。
そして、じんわりと熱が残っている。
陽雅さんは顔を上げ、そこに残る痕を満足そうに眺めた。
「出来た。これで恭也くんは俺が独り占めできる」
独り占め…。
そんな心配しなくても、陽雅さん以外にこういう事するつもりなんてないのに。
そう思う俺の口に陽雅さんの唇が触れる。
その唇が首筋や鎖骨、そして胸元に触れる。
「んっ…」
「恭也くん。今から新しい事教えるね」
「新しい事…ですか?」
「うん。最初はちょっと気持ち悪いかも」
陽雅さんはそばにあった棚から何かのボトルを取る。
「ローション付けるね。ちょっと冷たいよ」
陽雅さんは俺の窄まりにローションをかけた。少しひんやりしている。
「触るね」
陽雅さんは俺の窄まりに指を入れ、ほぐすように左右にゆっくり動かす。
なんだか、変な感じだ。
「うっ…」
「気持ち悪いよね。でも大丈夫だよ。すぐに気持ち良くなるからね」
陽雅さんが指を動かし続ける。
しばらく続けているうちに、変な感じから快感へと変わっていく。
「んっ…」
(なんか、気持ちいいかも…)
「あっ…んっ…」
「慣れてきたかな。恭也、気持ちいい?」
「んっ…気持ちいっ…です…」
陽雅さんは俺の返事を聞いて、指の動きを早くする。
「あっ…んっ…あぁっ」
「すごい声出てる。恭也、こっちの方が感じるんじゃない?」
「あっ…んっ…」
確かに、前を触られるより気持ちいいかもしれない。
こんな所触られるの初めてで。でも、気持ちよくて。なんだか変な気持ちだ。
そう思っていると、陽雅さんは俺の窄まりから指を抜く。
「もう挿れても大丈夫そうだね」
「挿れる…?」
「うん。これ」
陽雅さんはそう言って、自分の硬くなったものを俺に見せる。
無理だ。こんなの絶対入るわけない。
そう思っているのに、目が逸らせない。
「あ、あのっ…そんなの入らないです」
「大丈夫だよ。最初は痛いけど、慣れたら気持ちいいと思うよ。恭也くん、ここ敏感だし」
「でも…」
「体で払うのを選んだんだからちゃんとやらないと」
陽雅さんの言う通りだ。俺が体で払う選択をしたから、ちゃんとやらないといけないんだ。
俺は深呼吸をする。
「…すみません。もう大丈夫です。お願いします」
「じゃあ、挿れるね」
陽雅さんのモノが俺の中に入ってくる。
「うっ…!」
痛い。触られた時は気持ちかったのに。
やっぱり、ダメかも。
「恭也、大丈夫?」
「大丈夫…じゃないかもです」
俺の様子を見て、陽雅さんは俺の耳元に口を近づけ、囁く。
《大丈夫。恭也なら大丈夫だよ》
陽雅さんがそう言った瞬間、不安な気持ちが消える。
大丈夫な気がする。多分、大丈夫だ。
陽雅さんは自分のものをもっと奥まで挿れる。
「いっ…!」
痛い。でも、大丈夫な気がする。
「痛いよね。ごめんね。本当は痛みも消してあげたいんだけど、痛みも大事な反応だからさ。それで怪我しちゃったら大変だし」
陽雅さんは前からずっと、”消す”って言ってるけど、それがなんなのか分からない。感情や感覚を消す能力を持ってるのかな。
気になるけど、この状況で聞くのも変だと思い、俺はただ黙り込む。
「動くよ」
陽雅さんの腰がゆっくりと動く。
「うっ…」
痛い。最初はそう思っていたのに、続けているうちにだんだん気持ち良くなって来る。
俺が感じ始めたのに気づいたのか、陽雅さんの腰の動きが早くなる。
「うっ、んっ…」
「恭也」
陽雅さんの声が耳元で響く。
「あっ…!」
「やっぱり、名前呼ばれるの好きなんだね」
確かに俺は、陽雅さんに名前を呼ばれると感度が上がってしまう。なんでかは分からないけど、凄く好きなんだ。
「恭也。気持ちいい?」
「あっ、きもっ…ちいい…」
「きょ〜や」
「あぁっ、やっ…」
何だこれ。すごい気持ちいい。気持ちよくて、頭の中に陽雅さんの声が響いて、変になりそうだ。
「恭也。気持ちいいね」
「あっ、んっ、あぁっ…」
俺の反応を見て、陽雅さんはニヤッと笑う。
「恭也。可愛いね」
陽雅さんは楽しそうにそう言う。
俺はこんなに感じてるのに、なんで陽雅さんはそんなに余裕そうなんだ。
「あぁっ、まっ、まって…陽雅っ、さんっ…」
「な〜に?」
「止まって…なんかっ、来そうっ…」
「もうイキそうなの? 可愛いね」
「やめっ…」
「やめないよ。ほら、イきそうなんでしょ? イっていいよ。きょ〜や」
「あぁっ…イっ!──っ!」
体の力がふわっと抜ける。そんな俺の唇に陽雅さんの唇が触れた。
「イけたね。頑張ったじゃん」
陽雅さんはそう言って俺の頭を撫でる。
そして、俺の窄まりから陽雅さんのものを抜いた。
陽雅さんのそれはまだ大きく硬い。
そこで気づく。陽雅さんがまだイってない。
「陽雅さん、まだイってないですよね」
「うん。そうだけど」
「いいんですか?」
「何。俺がイってない事、気にかけてくれてるの?」
「まぁ…」
だって、俺だけイクのはなんだか申し訳ないし、陽雅さんにも気持ち良くなって欲しい。
「じゃあさ、恭也が俺の触ってよ」
陽雅さんは嬉しそうにそう言った。
コメント
1件
読み終わりました。第5話、すごく甘やかさと独占欲が混ざった空気感が良かったです。「お気に入りの印」ってタイトル、キスマークをつけるシーンで回収されるのが効いてますね。陽雅さんの「他の二人に取られないように」ってところに、恭也くんへの執着みたいなものが感じられてぞくっとしました。あと、痛みや快感の描写が丁寧で、恭也くんの戸惑いと慣れていく感触が伝わってきました。初めての相手にここまで優しくリードしてくれる陽雅さん、頼もしいけどちょっとミステリアスでもありますね。続きが気になります!