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読み終わりました。第5話、すごく甘やかさと独占欲が混ざった空気感が良かったです。「お気に入りの印」ってタイトル、キスマークをつけるシーンで回収されるのが効いてますね。陽雅さんの「他の二人に取られないように」ってところに、恭也くんへの執着みたいなものが感じられてぞくっとしました。あと、痛みや快感の描写が丁寧で、恭也くんの戸惑いと慣れていく感触が伝わってきました。初めての相手にここまで優しくリードしてくれる陽雅さん、頼もしいけどちょっとミステリアスでもありますね。続きが気になります!
「気に入った…?」
「うん。だから、俺がいっぱい気持ち良くしてあげる」
「あの…でも俺、初めてだから多分上手くできないです」
「いいよ。俺が教えてあげるから」
陽雅さんはそう言った後、俺の首筋をペロッと舐めた。
体がゾワッとして、声が漏れる。
「んっ」
俺の反応を見て、何度も首筋にキスをする。
首筋に唇が当たる度、声が漏れてしまう。
「んっ…」
少しして陽雅さんはキスを辞め、顔をあげる。
「恭也くんってさ、俺の声好きなんでしょ?」
「まぁ…そうだと思います」
「じゃあ、これはどうかな」
陽雅さんは俺の耳元に口を近づける。
そしてそのまま、ふーっと息を吐いた。
「あっ…!」
慌てて口を塞ぐ。
やばい。すごい大きい声出ちゃった。恥ずかし過ぎる。
戸惑う俺を見て、陽雅さんはフフッと笑う。
「耳が弱いのかな。それとも、俺の声だからそんなに敏感になってるの?」
「それは…分かんないです」
「零斗か泰輝に試してもらおうかな」
「えっ。試すって…」
「一人でシてる恭也くんの耳元で囁いてもらうの」
「いや…それは…」
陽雅さんならいいけど、他の人にやられるのは嫌だ。
なんとなく、そう思った。
「まぁ、恭也くんは俺のお気に入りだし、他の二人に気に入られたら嫌だから絶対やらせないけどね」
陽雅さんはニコッと笑った後、ハッとした表情を浮かべる。
「あっ。そうだ。他の二人に取られないように”お気に入りの印”付けとかないとね」
「お気に入りの印…ですか?」
「うん。こうやって…」
陽雅さんはそこで言葉を止め、俺の首元に顔を近づける。そしてそのまま、陽雅さんの唇が俺の首筋に触れる。
少しチクッとした痛みが走る。
そして、じんわりと熱が残っている。
陽雅さんは顔を上げ、そこに残る痕を満足そうに眺めた。
「出来た。これで恭也くんは俺が独り占めできる」
独り占め…。
そんな心配しなくても、陽雅さん以外にこういう事するつもりなんてないのに。
そう思う俺の口に陽雅さんの唇が触れる。
その唇が首筋や鎖骨、そして胸元に触れる。
「んっ…」
「恭也くん。今から新しい事教えるね」
「新しい事…ですか?」
「うん。最初はちょっと気持ち悪いかも」
陽雅さんはそばにあった棚から何かのボトルを取る。
「ローション付けるね。ちょっと冷たいよ」
陽雅さんは俺の窄まりにローションをかけた。少しひんやりしている。
「触るね」
陽雅さんは俺の窄まりに指を入れ、ほぐすように左右にゆっくり動かす。
なんだか、変な感じだ。
「うっ…」
「気持ち悪いよね。でも大丈夫だよ。すぐに気持ち良くなるからね」
陽雅さんが指を動かし続ける。
しばらく続けているうちに、変な感じから快感へと変わっていく。
「んっ…」
(なんか、気持ちいいかも…)
「あっ…んっ…」
「慣れてきたかな。恭也、気持ちいい?」
「んっ…気持ちいっ…です…」
陽雅さんは俺の返事を聞いて、指の動きを早くする。
「あっ…んっ…あぁっ」
「すごい声出てる。恭也、こっちの方が感じるんじゃない?」
「あっ…んっ…」
確かに、前を触られるより気持ちいいかもしれない。
こんな所触られるの初めてで。でも、気持ちよくて。なんだか変な気持ちだ。
そう思っていると、陽雅さんは俺の窄まりから指を抜く。
「もう挿れても大丈夫そうだね」
「挿れる…?」
「うん。これ」
陽雅さんはそう言って、自分の硬くなったものを俺に見せる。
無理だ。こんなの絶対入るわけない。
そう思っているのに、目が逸らせない。
「あ、あのっ…そんなの入らないです」
「大丈夫だよ。最初は痛いけど、慣れたら気持ちいいと思うよ。恭也くん、ここ敏感だし」
「でも…」
「体で払うのを選んだんだからちゃんとやらないと」
陽雅さんの言う通りだ。俺が体で払う選択をしたから、ちゃんとやらないといけないんだ。
俺は深呼吸をする。
「…すみません。もう大丈夫です。お願いします」
「じゃあ、挿れるね」
陽雅さんのモノが俺の中に入ってくる。
「うっ…!」
痛い。触られた時は気持ちかったのに。
やっぱり、ダメかも。
「恭也、大丈夫?」
「大丈夫…じゃないかもです」
俺の様子を見て、陽雅さんは俺の耳元に口を近づけ、囁く。
《大丈夫。恭也なら大丈夫だよ》
陽雅さんがそう言った瞬間、不安な気持ちが消える。
大丈夫な気がする。多分、大丈夫だ。
陽雅さんは自分のものをもっと奥まで挿れる。
「いっ…!」
痛い。でも、大丈夫な気がする。
「痛いよね。ごめんね。本当は痛みも消してあげたいんだけど、痛みも大事な反応だからさ。それで怪我しちゃったら大変だし」
陽雅さんは前からずっと、”消す”って言ってるけど、それがなんなのか分からない。感情や感覚を消す能力を持ってるのかな。
気になるけど、この状況で聞くのも変だと思い、俺はただ黙り込む。
「動くよ」
陽雅さんの腰がゆっくりと動く。
「うっ…」
痛い。最初はそう思っていたのに、続けているうちにだんだん気持ち良くなって来る。
俺が感じ始めたのに気づいたのか、陽雅さんの腰の動きが早くなる。
「うっ、んっ…」
「恭也」
陽雅さんの声が耳元で響く。
「あっ…!」
「やっぱり、名前呼ばれるの好きなんだね」
確かに俺は、陽雅さんに名前を呼ばれると感度が上がってしまう。なんでかは分からないけど、凄く好きなんだ。
「恭也。気持ちいい?」
「あっ、きもっ…ちいい…」
「きょ〜や」
「あぁっ、やっ…」
何だこれ。すごい気持ちいい。気持ちよくて、頭の中に陽雅さんの声が響いて、変になりそうだ。
「恭也。気持ちいいね」
「あっ、んっ、あぁっ…」
俺の反応を見て、陽雅さんはニヤッと笑う。
「恭也。可愛いね」
陽雅さんは楽しそうにそう言う。
俺はこんなに感じてるのに、なんで陽雅さんはそんなに余裕そうなんだ。
「あぁっ、まっ、まって…陽雅っ、さんっ…」
「な〜に?」
「止まって…なんかっ、来そうっ…」
「もうイキそうなの? 可愛いね」
「やめっ…」
「やめないよ。ほら、イきそうなんでしょ? イっていいよ。きょ〜や」
「あぁっ…イっ!──っ!」
体の力がふわっと抜ける。そんな俺の唇に陽雅さんの唇が触れた。
「イけたね。頑張ったじゃん」
陽雅さんはそう言って俺の頭を撫でる。
そして、俺の窄まりから陽雅さんのものを抜いた。
陽雅さんのそれはまだ大きく硬い。
そこで気づく。陽雅さんがまだイってない。
「陽雅さん、まだイってないですよね」
「うん。そうだけど」
「いいんですか?」
「何。俺がイってない事、気にかけてくれてるの?」
「まぁ…」
だって、俺だけイクのはなんだか申し訳ないし、陽雅さんにも気持ち良くなって欲しい。
「じゃあさ、恭也が俺の触ってよ」
陽雅さんは嬉しそうにそう言った。