テラーノベル
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「仁ちゃんと大ちゃんって切り替え凄いよね~」
「…そう?普通じゃない?」
「いやいや!すごいんだってホント!なんて言ったらいいんだろ、身内なのにそういう空気あんまり出さないし、たまに漏れてるときはあるけどそれは同期だからで収まる範囲だし…とにかくすごいの!」
舜太がなんとか言葉をひねり出そうとしているもうまく言葉にできなかったのか諦めたように声を上げこちらを見る。
しかし俺は舜太の言っていることが上手くわからない。
「わかんねえなぁ…カメラ回ってない時の俺たちも別におんなじ感じじゃない?」
「いーや、違うね!」
「勇斗」
「今のその姿から違う!」
勇斗が俺の膝に指を向ける。そこには太智が俺の腹に顔をうずめ眠っている。
「それだってカメラの前だったら絶対しないでしょ」
「……これはまあ、特殊だけど…他は別に一緒じゃん」
「はいはーい、俺は二人があーんし合ってるの見たことあるよ」
「え、俺も見たことある!!」
「お前らナチュラルに食べさせあいっこするからな…スタッフさんも見たことある人いるんじゃない?」
柔太朗の言葉を皮切りに俺も俺も、と手が上がる。
「えっ、うそ、なんでそんな見てんの!?こっそりやってるのに!!」
「あ、やってる自覚はあるんだ。君たち自分たちが思っている以上に目引くんだからね?」
「俺、この間写真撮ったよ。見てみて~」
そういうと三人は俺から少し距離を取って舜太のスマホを覗き込みワー!っと盛り上がっている。
俺はすぐにでもその写真を消したかったのに膝に太智がいるせいで動くこともできず、膝の上の温もりと、顔が熱くなっていく温度を感じるしかなかった。
「ああ言うことろもだよね。カメラ回ってたら大ちゃん落としてでもこっち来るのに」
「ほんっと仲いいよね~」
「双子って公表したらもっとやりやすくなるんかもね…」
「でも公表はあの二人が絶対にしないって言ってたじゃん。俺たちはその秘密を守るだけだよ」
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