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本人様とは関係ありません
年齢操作あり
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桃 18
紫 16
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橙 18 桃のお友達
双子
青 18 桃の幼なじみ
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紫side
高校に入って、もうすぐ2年生に
なろうとしてる。
高校生になってから環境も変わった。
俺の体はずっと環境に振り回されてる気がする
高校生になってもうすぐ1年になるのに
まだ俺の体は高校生活に慣れてくれない。
最近か感覚がおかしくなった。
過敏になった。
おにぃちゃんに言って誕生日には
イヤマフを買ってもらった。
まだ怖くて学校では使えてないけど
おうちで掃除機が動く時は使ってる。
サングラスと帽子も欲しかったけど
もうちょっと様子みて考えようって言われた。
でも、眩しいの。目が痛くなったり
頭が痛くなったり気持ち悪くなったりするの。
匂いと人と触れ合うのが嫌で電車通学も
辞めたいって伝えたけど遠いし一緒に
行きたいからダメって言われた。
今日もまた学校に行かないと。
昨日寝れなかったから疲れとれてないや。
桃『紫く~ん、朝ごはん出来たよ~』
紫『ん…』
桃『元気ないじゃん、どうしたの。』
紫『いや…なんでもない…』
桃『そっか…』
朝ごはんは味噌汁と納豆ご飯の和食系の
朝ごはん。そこにマヨネーズとブロッコリーも
添えられてる。
マヨネーズもブロッコリーも
納豆も大っ嫌いだ。
油っこいし、食感がいや。
ねばねばなのも大っ嫌い。
でも、食べないと怒られちゃう。
お腹もそんなに減ってない…
まずはお味噌汁から食べよ。お味噌汁に
入ってる豆腐もぐちゃってなる感じの食感も嫌
でも、1番これが食べれる気がする。
他のはほんとに嫌だ。
桃『早く食べて…もう時間が…』
紫『ごめんなさい…』
桃『早くしてね。』
紫『ん…』
おにぃちゃんに見られながら食べる朝ごはんは
気分が下がる。
結局苦手って言えなくて無理やり食べてから
おにぃちゃんと一緒に家を出る。
朝から最悪だ。なんて思いながら
電車に揺られる。この感覚も酔いそうで苦手。
匂いも無理。色んな匂いがしてきつい。
でも、そんなことは言えないから
静かにただ耐える。
電車を降りておにぃちゃんの1歩後ろを
とぼとぼと歩く。
本当は1人で登校したいけど
この前止められちゃった。
俺もそんなに子供じゃねぇのに。
桃『お前後ろ歩くなよ。危ないだろ』
紫『危ないって意味わかんない、』
桃『俺は弟を守れるように頑張ってるんだよ』
桃『お前も少しは協力しろ。』
紫『…………、』
親がなくなってからおにぃちゃんは
ずっとこんな感じだ。
バイトの量を増やして休む時間が無く
毎日いらいらしてる。
こわい、いやだ
めんどくさい。
俺もそんなに子供じゃないのに。
今のおにぃちゃんの態度は俺のストレスになる
桃『よし、また帰りここで待っといて』
紫『ん、』
適当に返事をして教室へ向かう。
今日もただ窓の方を見ながら授業を受ける。
それが出来たのは2時限目までだった。
だって、変な声が聞こえたから。
3時限目の授業中、俺の耳には急に色んな声が
入ってきた。
俺を否定する声、叫び声、耳元で囁くような声
声はひとつじゃないけど言葉はその3つだった
でも、聞こえてるのは多分俺だけ。
周りは普通に授業してる。
耳に入ってくる声と俺から見える周りの
冷静さが怖くて呼吸が変に乱れる。
耳を塞いでみた。でも、声は小さくならない。
やっぱりおかしい。
でも、まだ授業中なんだ。
我慢しないと。
我慢しないとの一心で
4時限目まで終わらせる。次はお弁当だけど
食べれるかわかんないや。
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桃side
親がなくなって家の責任者が俺に回ってきた。
だから、バイトも初めて、家事も頑張った。
バイトも全て上手くいった、家事も
失敗することは少なかった。
でも、弟の世話だけは上手くいかなかった。
俺が不器用なのか、紫くんが思春期で
反抗期なのか。よく分からない。
でも、俺だって受験生だ。弟の思春期、
反抗期に全て付き合える訳では無い。
ギリギリの成績で大学に進めるわけないから
勉強もしないと。
だからといって、バイトと家事を全て
放棄する訳にもいかない。
俺が忙しいからといって、紫くんにもバイトを
して欲しいけど、言えない。
紫くんが高校生になって訴えてくる感覚過敏も
支えないといけないのは分かってるけど
ほんとに余裕がない。
受験が近づいてきてどんどん真剣な空気が
漂い始める授業は苦痛だった。
集中できなくて、授業の内容が入らない。
授業が終わって、弁当の時間になっても
食欲がわかない。
どうしようなんて思ってたけど俺より辛そうな
やつが目の前にいるから何も言えない。
桃『、………』
紫『….、こあい、…こあい、にぃちゃ、ッ…』
紫『…はぁッはぁ、…っ、はぁっ、はぁ…ッ』
桃『………、』
俺は紫くんが過呼吸になってる
意味がわからない。
教室の真ん中。みんなの目線が集まる。
俺は嫌だった。でも、ここを逃げ出せば
俺の計画が崩れる。
橙『お前馬鹿やな、一旦頭冷やしてこい』
桃『………ごめん。』
1年の時からずっと仲のいい橙がこんな強い
言い方をする時は危機感を感じた時。
多分周りから見れば俺も危ないんだろう。
紫くんには申し訳ないけど自分のことを
優先して教室から飛び出す。
きっと、橙がなんとかしてくれるはず。
紫くんごめん。
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橙side
ほんと2人とも不器用やわ~。
2人ともバカか?(
桃ちゃんを見送ってから紫くんの背中を摩る。
多分なんか聞こえてるんだと思う。
この反応はそんな感じがする。
紫くんも初の体験かな、?
俺が紫くんのおにぃちゃんになったるわ。
今年から仲良くなったしめちゃくちゃ
気合うからな!笑
でも、ここ人からめちゃくちゃ見られるし
どっか移動したいな~…
青『橙く~ん、多目的室空いてた~』
橙『あ、おっけ!ありがと!』
青『いいえ~、これ鍵。』
青『閉めないと多分誰か来る』
橙『ありがと。青も来て』
青『ん、』
弟の青と一緒に多目的室に行く。
鍵もしっかり閉めて誰も入れないようにする。
まだ紫くんも落ち着かない。
幻聴しか聞こえてない紫くんは
ずっと怖いって言ってる。
でも、俺らだって何言っていいか分かんないし
何が正解かなんてもっと分からない。
だから、何も言えないまま
ただ、苦しむ紫くんを見てる。
きっとこのままじゃだめなんだろうけど
どうすればいいか分からない。
どうしよう。
桃ちゃんも心配やし、
紫『…はッ…やめて、やめて!!、ッポロポロ』
青『……そこには何もないよ、…』
橙『………、』
何も無いただの壁を見ながら指をさして
やめてと叫ぶ紫くん。幻聴の次に幻覚か、
ほんとにどうしたんだろう。2人共
顔がやつれてて、疲れきってるのは知ってた
親を亡くしたからバイトに行かないとって
桃ちゃんにも焦りと疲れが見え始めた。
学校でもずっとそわそわしてる。この前
なんか授業中に隠れてバイトの
履歴書を書いてた。
1年生の時は余裕のあるかっこよさだったのに
最近は風呂に入ってなかったり
髪がボサボサだったりどんどん余裕が
無くなっていった。
紫くんも学校にいればずっと辛そうだ。
顔色が悪い。
全校で集まる時、たまに紫くんが
見えるけどいつも独りだ。
優しくて謙虚な性格だからまだクラスに
馴染めてないんだろうなとひと目でわかった。
俺らと会った時もすっげぇ緊張してたし
まだクラスにも緊張してるんだろうな。
最近桃も紫くんにしつこいし
それもストレスになってんのかな、
俺らは双子で育ってきたから
よくわかんないけど少し
上下関係があるんだと思う。
もう高校生にまで成長したっていうのに
まだ桃ちゃんは気づいてないんだよな~、笑
紫『橙く、誰かいるッ…こわいこわい…っ、』
紫『こっちに来るよ!!、ッポロポロ』
紫『いやだ、ッッ…ポロポロ』
橙『大丈夫、大丈夫』
橙『なぁんもいない。』
橙『大丈夫』
急に俺に抱きついて訴えてくる紫くん。
抱きついてくるまでわかんなかったけど
すっごい震えてる。
俺らにはどんなものが襲ってるかは
分かんないけど怖いのは紫くんを見てわかる。
紫『ぅッ…はッこあい、ッ…やめて、ポロポロ』
橙『大丈夫、大丈夫…深呼吸して。』
紫くんは相当焦ってる。汗もすごいし。
紫くんを見れば桃ちゃんの事も気になる。
あいつもあいつやし。
紫くんもこうやし。なんがあったんやろ、
紫『ぁう、ッ…はぁ…っはぁ、ぐす、ポロポロ』
紫『んわぁぁっ、ッ…ポロポロ』
青『お疲れ様。』
橙『汗拭くからこっち向き。』
やっとこの世界に戻ってきた紫くんの
汗を拭き取りながら色々声をかける。
多分、紫くんもいつ幻聴幻覚があるか
分からんし不安やろ。
まず、紫くんが幻聴幻覚って分かってるかも
曖昧やからなぁ。
紫『っ…、』
橙『今更泣くの我慢せんでいいよ、笑』
紫『…こわ、…かった、ぁ…ッ…ぐすっ、…』
青『びっくりしたね~…』
また泣き出した紫くんを慰めてると
ドアがノックされる。
鍵を開ければ目を真っ赤に腫らした
桃ちゃんがにこっとこっちを見て笑う。
こいつもすごい泣いてるやん。本人は
隠してるつもりだろうけど隠せてないわ笑
桃『紫ぁくんは、』
橙『あそこ。今は落ち着いたよ。』
桃『ん…ありがとう、』
橙『そんな落ち込むなよ。笑』
桃『…ごめん、笑』
笑いながらまた泣く桃ちゃん。
こいつも弱ってんなぁ、笑
橙『泣くなよ、笑』
橙『ほら!紫くんのところ行って!』
橙『ひょろひょろせず、はよ行け笑』
桃『あい、っ…笑』
桃ちゃんの背中を押しながら
青ちゃんのところに行く。
2人ともボロボロやわ、笑
も~、2人とも泣きながら抱きつくなよ笑
青『良かったね』
橙『んね、』
不器用たちのお世話は大変やな。
俺らもひと仕事したわ!!笑
𝙚𝙣𝙙 .
支部から持ってきた💫
紫くん受けのりくもう少し待ってて~😖
ごめん( •̥-•̥ )
コメント
5件
お久しぶりです!最高すぎる...(っ ̫ ; ˘)♡
待ってましたー!!🥲💟ほっんとに最高です!!👀🎀
2人とも大変だぁ💦