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幸せな気持ちになります!


キュンキュンして苦しい🤯
「俺と同じやつは同期に1人いるよ」
「え、そうなの?」
「あのバーでたまたま鉢合わせて知った」
「ええ!すごい偶然……」
「びっくりしたよね〜!そいつの今の恋人はバーで働いてるし」
「え!」
翔太の口が開きっぱなしだ
「ふふ、ずっと驚いてる笑 同期は俺と同じ側だから俺らがどうこうはならなかったけど、お互いの恋愛事情は筒抜けなんだよね笑」
「そうなの?」
「恋人くんがあの日、出勤してたみたいでさ」
「うん」
「あの後に電話きて翔太のことも聞かれたよ」
「はや………」
「でしょ?笑 真剣に口説くつもりだからって言ったら驚かれた」
「っ!………そ、そうなんだ」
「ふふ、赤くなった」
「だって、、不意打ちずるい」
「そんなところが可愛い」
「わ、わかった、から」
顔を手で隠して俺の視線から逃げようとするから、その手にキスをしておいた
「っ!」
言葉の出ない翔太にバシバシと叩かれたけど、全然痛くなくて、それが可愛くて俺はまた嬉しくなる
「ふふ、そいつはまた今度紹介するよ」
「わぁ………緊張しちゃう」
「そんなすぐじゃないから安心して」
「うん」
「他の人はそうだな、特別仲良い人はいないかな。営業だし、職場では良好な関係を築いている方だけど、プライベートで関わる人はほぼいないかな。距離感大事にしてるから」
「そうなの?」
「俺モテるからねー笑」
「あぁ……なるほど、色々大変そう」
「こういうこと言って同情してくれる人も少ないんだけどね」
「無碍にできない人にアプローチ受けるって大変じゃん……」
「その言葉が出てる時点で翔太もモテるでしょ」
「………モテるっていうか、見た目で寄ってくる人ばっかだったよ」
少し表情が暗くなってしまったのを見て、極力優しく名前を呼ぶ
「翔太?」
「……あ、ごめんなさい」
「謝らないで、大丈夫だから」
ぽんぽんと頭に手を置けば、すぅはぁと深呼吸をして、にこっと笑ってみせる
「せっかくのデートだもんね」
その健気さに胸を打たれる
「こんなに健気で可愛い子なのにね、翔太は」
「っ!」
立ち止まって目線を合わせてそう伝えると、せっかく落ち着いた顔色がまた一気にりんごのように染まる
「ふふ、今日も可愛い」
「もぅ〜身が持たない……」
「言ったじゃない、真剣に口説くって」
「そうだけど……ストレートすぎて……」
「その方が伝わるでしょう」
「蓮さんメンタル強すぎ……」
「ふふ、ありがとう」
「……そういうとこ」
ちょっと呆れられてるけど、翔太を不安にさせるような物言いはしたくないのだ
「翔太、今日も抱きしめてあげようか?」
「え、いいの?」
「うん、翔太の家でも俺の家でも」
「蓮さんちどの辺り?」
「○○駅が最寄り」
「あ、うちより会社に近い……」
「じゃあ、うちに来る?」
「お邪魔していいの?」
「もちろん、約束だったしね」
「嬉しい………このまま帰るの寂しいなって思ってたから」
俺にどうこう言ってるけど、翔太は天然でこういうことをする
意識的にやってる俺と違って無自覚だからタチが悪い
この素直な感情表現に、こっちはどれだけ胸を撃ち抜かれているか
「あ、でも荷物」
「翔太の家に行ってから俺の家に行こうか」
「いいの?」
「俺も翔太の家の場所は知りたいし。そしたらいつでも飛んで行ってあげられるし?」
「え〜、呼んだら来てくれるの?」
「当たり前でしょう、いつでも駆けつけるよ」
「ふふふ、頼もしいね。ヒーローみたい」
「安心して、顔が濡れたりしても大丈夫だから」
「あははは笑 お腹が空いてたら?」
「買っていくか、作ります」
「現実的〜笑」
雑談をしながら駅に向かえば、翔太の表情も晴れて、ほっと胸を撫で下ろす