コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
前回の続きです。
相も変わらず推し贔屓しております。
なんでも許せる方のみ先へすすんでください。
🐒さん視点
「はぁ……」
ついカッとなって言ってしまった。痛みについて知らないいぬたぬきに言われて腹が立ってしまった。謝らないとな。ぺんてぃも巻き込んじゃったし。
「……斧壊れそう」
ふと手を見ると持っている斧がもう壊れかけだった。明日直さないとなんて思いながら拠点へと俺は帰ろうとした。
そう、“帰ろうとした”
村人の叫び声が聞こえるまでは。
「……なんだ…?」
その騒ぎの元に駆けつけるとゾンビが村の中に入ろうとしていた。
「……はいられたらやべぇな…戦うか…」
「…少し離れて貰えますか?」
村人にそう言い、俺はゾンビに向かって斧を振りかぶった。壊れそうだったことなんて忘れて。
「……よし…」
ガシャンッ
「あ…やべ……壊れそうなの忘れてた」
明らかなる絶体絶命の状況になってしまったことにどうしようかなんて考える暇もない。
「……まぁ…俺はどこかの雑魚とは違うんですけどねー」
そう言い、不慣れではあるが剣で周りの敵を薙ぎ倒した。
「……疲れた」
そう呟いて俺は拠点に戻った。
「ただいま」
「あ、おかえり!えんちょう。!」
「…ハンバーグの匂い…」
「おーよくわかるね」
「いぬたぬきさんとは違いますからねぇ?」
「うぅ…レンジ爆破神の名は伊達じゃないからな…!」
「wwwwww」
「いぬたぬきはキッチン進入禁止」
「えぇ!?」
「そりゃそうなるわw」
「いただきまーす」
「「いただきます」」
「そういえばえんちょう。何してたの?」
「んー?……ちょっくらストレス発散(敵倒し)?」
「ひえぇ…こわぁ…」
「そう?w」
能力の発動条件が分からないんだよな。ぺんてぃは力や意識を集中させるだけだった。いぬたぬきはまずあるかも分からない。俺のは炎だったけれど、その炎の出し方が分からない。気がついたら出ていて気がついたら代償を受けている。……痛覚が一時的に無くなる代償を。
「……えんちょー?」
「…あ、ごめん。何?」
「ううん。なんかぼーっとしてたから。まだ痛いところとかある?」
「…それは大丈夫。」
さっき戦ったときも攻撃は受けなかったから大丈夫だよな…?今痛覚がないからなんとも言えないけど。
「そう?なんかあったらすぐ言うんだよ?」
「ん」
「お母さん……??」
「いや、ぺんおじ」
「それ違うやつだから!!w」
続く。