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「…………。」
萌々香の膝の上に結人が小さく寝息を立てながら寝ている。
「はぁ…。結局寝ちゃうじゃん…。」
萌々香に好きな料理を作って貰って満腹になり眠くなった結人は萌々香に膝枕を要求する。
萌々香は、一度断ったが結人お得意の上目遣い攻撃に負けて膝枕をしてあげていた。
「でも、珍しいなぁ…。最近は膝枕してって言わなかったもんな〜。」
萌々香は愛おしそうに結人の頭を撫でる。
(前は…。)
〜十年前〜
「ももちゃん〜!!」
7歳の結人が萌々香に抱きつく。
「ゆいとくん!?急にだきついたらあぶないよ?」
7歳の萌々香が注意する。
「えへへ〜!」
結人がニコニコになる。
「わたし、ほめてないよ?」
萌々香が首を傾げる。
「いいんだぁ〜!」
結人がさらにくっつく。
「ゆいとくん〜!!はなしてぇ〜!」
萌々香が笑顔で抵抗する。
「くすぐってやるぅ〜!」
結人がくすぐり攻撃を仕掛ける。
〜現在〜
「ねぇ…。」
下から結人が見つめる。
「…………??どーしたの?」
萌々香が聞く。
「………。なんにも〜!」
結人がからかうように言う。
「何よ〜!教えなさいよぉ〜!」
萌々香が結人を追いかける。