どうも小説の方ではお久しぶりです作者です。
遅くなってしまい大変申し訳ございません!
もう小説短編だけで45話書いてるんで、そろそろネタ切れが感否めませんね……
てな感じなので、何かリクエストとか、見てみたいジャンルやcpがあればコメントして頂ければ幸いです。
さて、今回も暗め…死の描写もあるのでご注意を
では、どうぞ……
ciem←syp【紡ぐ愛憎】
あの人は、俺をとても大切にしてくれた。
五月蝿いクソ先輩に勧誘されて入った組織で出会ったあの人
あの人にとって、俺は初めての後輩で
俺にとって、あの人は1番近い先輩で
最初から気の置けない仲であったのだ。
さらには趣味も似通っていて、
俺が知らない事はあの人が
あの人が知らない事は俺が
教え合い、分かち合い
特別な存在だった。
俺にとって、何よりも大切で、
何よりも美しくて
当然
彼もそう思ってくれている
そう信じていたのに
ねぇ
なんで
なんでなんすか
エミさん
なんでそんな奴に
ねぇ
そんなにどうでもいい関係だったんですか
初めて出来た後輩だったからってだけだったんですか
新しいのが来たら、俺はもう要らないんすか
俺は都合の良いオモチャか何かだっんですか
ねぇ
嘘だって言ってよ
俺の事トクベツだって言ったのは嘘だったんですか?
俺はアンタの事だったら何でも知ってる
あんな奴よりも遥かに
アンタの好きな物も嫌いな物も
全部全部知ってる。
ねぇ
俺よりもアイツと居る方が幸せだって言うんですか?
あんなのただヘタレでビビりで屑な糞ガキじゃないですか
アンタの事何にも解ってない馬鹿だ。
どうせアイツはアンタの顔に釣られて来たゴミみたいな害虫だ。
そんな糞虫にアンタが優しくしなくて良いんですよ
嗚呼
あんな奴に、そんな顔向けないでください
馬鹿が勘違いしちゃうでしょ。
ねぇ
俺を見てよ
その目で
俺を
あんな虫には勿体ないから
だから
「実はね、チーノ君とお付き合いすることになったんです」
なんで
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんで
俺じゃないの
アイツのせいだ
いつからかエミさんの耳に飾られるようになったインペリアルトパーズ
そこはアメジストである筈だった。
エミさんからほのかに香る銘柄の違う煙草の臭い
それはショートピースの匂いである筈だった。
アイツが自慢げに身に付ける琥珀のブローチ
それは
それは俺の物なのに
嗚呼、憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
全部
全部
おまえのせいだ
「……しょ、っぴ…くん…?」
「…あぁ、エミさん。こんばんは」
「な、に、して……っ!チーノ君!!」
ゴミに駆け寄ろうとするエミさんの手を掴む
「っ離して!ああっ…!チーノ君!チーノ君!!」
「?…エミさん、あんなゴミに近付いちゃ駄目ですよ。アンタが汚れちゃう」
「何を言ってるんですか!?」
満月みたいな瞳にめいっぱい水を張って、どうにか拘束を解こうともがくエミさんの腰を引いて強く抱き締める。
「アイツが悪いんですよ。アイツが、エミさんを汚そうとするから」
「離して!っ離して、ください!!」
「もう死んでますよ。ちゃんと殺したから」
ピタリ
抵抗が止まる
それからだんだん、力が抜けた様に床にへたりこんだ。
エミさんの顔を覗けば、ポロポロと大粒の涙と嗚咽を零していた。
嗚呼
そんな顔しないで
アイツなんかには勿体ないから
「好きです、エミさん。アイツなんか…チーノなんかよりもずっと」
「……きらい…、大嫌いです……っ貴方なんか!」
あはっ
口角が三日月に歪む
「…やっと、俺の事見てくれましたね」
「好き、好きですよ。エミさん」
「俺の事を嫌いなアンタも、俺は愛してる」
アンタが俺を愛してなくても
俺はアンタを愛してる
俺だけを見てくれるなら
他は何もいらない
憐れな竜胆は
そう言って歪んだ笑顔を浮かべた
はい、いかがでしたでしょうか。
ヤンデレッピ…大変好みですね。
チーノ君とエミさんは可哀想でしたが
筆が進まないとどうしても暗いネタに走ってしまいますね。
ホンマはね?sypem(mzyb)でギャグ満載の雄っぱいネタ書こうと思ったんですけどね
書けないの、全く。
3割で止まる。
色んなジャンルを書きたい気持ちは山々なんですが…
まぁ、人には得手不得手があるってzmさんも言ってたしな!
ではでは、コメントお待ちしております!
また次の作品で……
コメント
4件
やんでれっぴ美味しい…… 3割でもいいからmzybのギャグネタも見たいっすね……
ぁぁぁぁぁ!好き!好きすぎる!こういうの大好き!ヤンデレ系大好きすぎる!マジで!ぁぁぁぁぁ!(発狂中