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なら…

「わかった。さすがに命まで取ると思わなかった。なんて言うと思った!?負けず嫌いな僕が、負けるなんて言うわけないよ!!!2週間全員外出しなければいい話だし!」

「いとの友だちは2週間学校に通わなくてもいいのか?」

そ、それは…「何とかするさ!」

「じゃあ、こちらも手加減はしない。手に入れてみせるさ、わがまま姫」

そっちが、ワガママなんだよ!

オメガだからってなんでも従うと思うなよって証明してみせる

「僕だって手加減しませんからね!」

「わかったよ、何時でも降参まっているからな」

やっぱりこのアルファムカつく

「伊藤、送って行ってやれ」

「分かりました。では、行きましょう」と言われ退出を促されるけど、最後に一言、言いたくて「僕、絶対負けないですからね!オメガが何でも従うなんて思ったら大間違いですから!」とだけ告げて秘書さんと社長室を出た

「あんな嬉しそうな社長始めてみました」

「嬉しそうな顔?」

「えぇ、社長は仕事人みたいな人でしたから、私情を挟むなんてなかったのですが、初めて依頼されました。それだけ愛されているのですね」と言われたけど、ピンと来なかったし、むしろ、仕事に集中してくれよって思ってしまった

「しかも、社長にあんな口答えする人初めて見ましたよ」と言われながらエレベーターに乗る

「オメガだからって舐められたくはないんです。それに同じ人間なのに…アルファに従ったりして…オメガのことなんだと思ってんだって思ったりして…」

「分かりますよ。まぁ、僕はアルファなんで…パートナーがいつも僕に反抗してくるんですげど、とても可愛らしいですよ。昨日までは何言っても聞いてくれなかったのに、発情期になったら素直になって…」と僕の話に同意してくれるのかなと思いきや、パートナーの惚気話になってしまった

「あぁ。すみません、つい…」

「いいですよ、僕も秘書さんみたいな運命の番が良かったです。理解があるような…。柊さんみたいにオメガに理解がない人の方が大半ですからね」

「社長も理解あると思いますよ」と言われたけど僕の家族を殺そうとしている人が理解していると思えないと素直に言ったら「そんなのするわけないじゃないですか…。なんて言えませんけど、ちゃんと思っておられると思いますよ。今は、手に入れたくて仕方がないんだと思います」

「それじゃあ、手に入れたあとは、ぽいって捨てられそうじゃないですか」

「捨てるかどうかは分かりませんけど、捨てる人に時間を割いてまで手に入れたいとは思わないと思いますけど…」

確かに…それはそうかもしれないと思ったところで、エレベーターが1階で止まった

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