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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。』
「約束」
翌朝
ちぐさはいつもより少し早く家を出た。
駅へ向かう道を歩きながら、スマホを見る。
ちぐさ(……あっきぃ、もう来てるかな。)
昨日した約束。
――明日、一緒に学校来ない?
自分からお願いしたことを思い出す。
ちぐさ(……なんか、ちょっと楽しみかも。)
駅に着く。
すると――
あっきぃ「ちぐちゃん!」
ちぐさ「……あっきぃ!」
あっきぃが手を振っている。
あっきぃ「おはよ。」
ちぐさ「おはよ!」
あっきぃ「待った?」
ちぐさ「ううん!今来たところ!」
あっきぃ「そっか。」
2人で並んで歩き始める。
ちぐさ「……。」
あっきぃ「……。」
しばらく無言。
ちぐさ「ふふっ。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「なんか変な感じ。」
あっきぃ「何が?」
ちぐさ「いつも6人でいるから、2人で歩くの新鮮。」
あっきぃ「確かに。」
ちぐさ「でも……。」
あっきぃ「うん?」
ちぐさ「こういうのもいいね。」
あっきぃが少し笑う。
あっきぃ「俺も。」
学校に着く。
教室の扉を開けると――
けちゃ「あーーー!!」
ちぐさ「わっ!?」
けちゃが勢いよく近づいてくる。
けちゃ「ちぐー!あっきぃと一緒に来たの!?」
ちぐさ「う、うん!」
けちゃ「ずるいー!!」
あっきぃ「なんでw」
ぷりっつ「俺らも一緒に来ればよかったな!」
まぜ太「朝からうるさい。」
あっと「でも楽しそうだね。」
けちゃ「明日は僕と一緒に来ようよ!」
ちぐさ「え、いいよ!」
けちゃ「やったぁ!」
みんなで笑う。
休み時間
ちぐさが自分の席で教科書を読んでいる。
すると――
ちぐさ「……あ。」
ページをめくる。
分からない問題が出てくる。
少し考える。
いつもなら、そのまま一人で悩んでいた。
でも。
今日は違った。
ちぐさ「……あっきぃ。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「これ、分かる?」
あっきぃが振り返る。
あっきぃ「どれ?」
ちぐさ「ここ。」
教科書を見せる。
あっきぃ「あー、これはね。」
あっきぃが説明する。
ちぐさ「……あ!」
ちぐさ「分かった!」
あっきぃ「よかった。」
ちぐさ「ありがとう!」
ちぐさは嬉しそうに笑う。
そこへ。
けちゃ「ちぐー!僕にも教えて!」
ちぐさ「けちゃはまず自分で考えて!」
けちゃ「えぇ〜!」
ぷりっつ「俺も分からん!」
まぜ太「お前ら二人ともかよ。」
あっと「じゃあみんなでやろうか。」
また6人で机を囲む。
放課後
帰りの準備をしていると。
ちぐさ「……。」
ちぐさが鞄の中を探している。
けちゃ「また何か忘れた?」
ちぐさ「違う!」
けちゃ「じゃあ何?」
ちぐさ「……今日のプリント、どこだっけ。」
まぜ太「机の中じゃね?」
ちぐさ「……あ。」
机の中から出てくる。
ちぐさ「あった!」
ぷりっつ「あったんかい!」
ちぐさ「えへへ。」
みんなで笑う。
そのとき。
ちぐさがふと5人を見る。
ちぐさ「……ねぇ。」
あっと「ん?」
ちぐさ「今日も一緒に帰ろうよ。」
5人が少し驚く。
そして――
けちゃ「もちろん!」
ぷりっつ「当たり前や!」
まぜ太「そのつもりだった。」
あっと「うん。」
あっきぃ「行こう。」
ちぐさは笑う。
ちぐさ「……うん!」
帰り道
6人で並んで歩く。
ぷりっつ「今日どこ寄る?」
けちゃ「クレープ!」
まぜ太「またかよ。」
ちぐさ「いいじゃん!」
あっと「じゃあ決まりかな。」
あっきぃ「ちぐちゃん、何味にする?」
ちぐさ「えーっと……。」
少し考えて。
ちぐさ「今日はチョコ!」
けちゃ「じゃあ半分こ!」
ちぐさ「いいよ!」
笑い声が響く。
その中で。
ちぐさはふと思った。
ちぐさ(頼るって――。)
ちぐさ(もしかしたら。)
ちぐさ(こんなに普通のことなのかもしれない。)
昨日まで怖かったことが。
今日は少しだけ、怖くない。
そして。
ちぐさはみんなの隣を歩く。
――一人で前を歩くのではなく。
――第17話・終わり。
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