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俺は雨乃こさめ!今日はチャットで4時から明日の収録の会議をするんだけど…
チャットにて
「うーんなつのやつおせーなー」
「今度会ったらナイフ突きつけようかな?」
「待ってLAN君!そんなに怒んないでよー。」
「おっすー。」
「あっ!なつくん!心配したよー。」
「むしろこっからのほうが心配かも…」
「おっす、みこと。どうしたんだ、心配って。もしかして…」
「間に合ってよかったねー…(笑)」
やばいやばい、LANくんそうとう怒ってるよー!
「まあLAN許してあげなよ」
「いや。それはこれから決める。なつ、遅れた理由は?」
「寝坊した☆」
『………』
「え〜〜?!」
「はあ〜?」
こさめを含めて、LAN君以外が全員驚いて、同時に自分達の心配は何だったんだと思ったと思う。LAN君はどんな反応するんだろ…?
「これはナイフ案件だね〜。(笑) 」
「ごめんって!!ホントにナイフだけはご勘弁を!!」
「じゃあなつ、言うべきことは?」
「本当に申し訳ございませんでした…。今後このようなことは一切しません…」
「…許す。」
よかったー。LAN君がなつくんのこと許してくれて。
「はいはい。さっさと会議始めるよ。」
さっきまでバラバラだったメンバーいる まくんの声でまとまった。やっぱりいるまくんかっこいいなあ…
「じゃあ会議始めますか。今日の会議は、明日収録する新企画についてです!」
え。新企画とか初耳なんだけど。
「新企画とか聞いてないよ?」
「俺も聞いてない」
みこちゃんもすっちーもなつくんも聞いてない。
「今回の企画は俺といるまで企画して、今日まで隠しておいたんだ。なぜかっていうと、企画について知らない方がいいタイプの企画だったから。」
「企画の内容は?」
「よくぞ聞いてくれた!今回の企画、題して【6人全員、違う曲歌って、歌い切れるか対決!】」
「なにそれ」
「こさめもぜんぜんわかんないよ…」
「まあ聞いただけじゃわかんないのもしゃーねぇーな。簡単に説明するとだな、お前ら全員個人のオリ曲持ってるわけじゃん。そのオリ曲を俺ら全員が同時に自分のオリ曲を歌って、きれいに歌い切れるかっていう企画。」
「なんかもう大変なのがわかるんだけど…」
「あーあとキレイかどうか審査すんのは俺ら全員だからな。10点満点で評価して一番点数低かった奴は黒歴史公開で。」
「はあああ!?」
「えーー!?」
「つまり俺らのさじ加減ってこと?」
そういったすちくんは、そうとう嫌がってるのが声だけでも伝わった。
「要するに、俺が♪意地になってって言ったのと同時にこさめが♪ジグザグの…みたいにみんなで歌うってことか。」
「そういうこと!誰が黒歴史公開になるかな〜。楽しみ!」
「これでLAN君が黒歴史公開になったらおもしろいな〜。」
みことくんは結構乗り気だった。
その後は企画の内容について色々と準備を進めて会議は終了となった。役割は次の通り。
MC こさめ
編集 LAN
幕あい 暇72
(シクフォニっていう)
協力要請 すち
(ミックスなどの協力を頼む)
となった。久しぶりのMCで緊張するな〜。
「うーん。今何時だろ? 」
時計を見ると7時を少し過ぎていた。
「ご飯にするか〜」
ひき肉とたまごとあとネギを刻んだやつをフライパンに入れて、お米も入れてチャーハンを作った。そうだ!今度みんな呼んでこさめの手料理たべてもらお!
食べ終わったら食器を洗って、その後お風呂に入った。
「暇だな〜なつくんと通話でもするか。 」
スマホを開いてメッセージを打った。
「なつくん!暇だから通話しよ!今通話できる?」
すぐに既読がついて返信してくれた。
「いいよ」
やった。一人ぼっちは寂しいもん。
「もしもしーなつくん聞こえてるー? 」
「うん。相変わらず声でけえなあー」
「そんなことないし!あれ?なんかシューって音が聞こえる」
「あーそれは吸入器の音。お前が居酒屋で歌えって言ったから喉のダメージエグいんだからな。」
「ゴメンネー。でも結局歌ってくれたじゃん。」
「まあこさめの頼みだからな」
「それってどういう意味?」
「ど、どうもこうもねえよ!お子様はさっさと寝てくださいー」
「こさめ子供じゃないし!なつくんも子供っぽい時あるし!」
「んだとこさめ。こさめはジョージみたいにうるさいからそう言われんだよ。」
その後
「もうこんな時間じゃねえか。こさめもう寝ないと。」
「もっとなつくんと話したいー」
「だめだ。明日は早いんだしさっさと寝るぞ。」
「はーい」
そう言って電話を切った。
「1日がもっと長ければいいのになー」
歯磨きをした後、布団に入った。すぐには寝付けなかったが、意識は深い眠りにつくことができた。