「何故にこんな所に、おぱぱっ、おぱおぱっ、おパンツがあるのですか? わたくしには理解できませんことよ? 」
「京華さんこれは何か、嫌な気がします」
「そっ、そうね。これは何か事件性を感じますわね」
「はい、臭います」
「少し濡れているし匂うわね…… ん⁉ 臭う⁉ 」
ひッ―――
―――ぎゃあぁ!! 汚いっ―――
京華は湿っぽいショーツをその場に投げ捨てた。楓はいちかの首筋の香りをクンカクンカ堪能しながらニヤニヤと耳元で囁く。
⦅―――おぱんちゅが濡れてるのはなぜでちゅかぁ?グヘグヒヒ⦆
―――チッ!!
心は拒絶してるのに身体が許してしまう。鼓膜に広がる卑猥な一言にビクビクと電流が赱る。またポカポカ叩いてやろうと振り向くとキスしてと囁かれた。
(そんなのダメ! いちゃいちゃまでって約束でしょ、お願い)
⦅だからイチャイチャじゃん!バナナはお菓子に含まれないんだから、キスもセッ〇スに含まれまちぇんゲヘヘ⦆
もっとロマンチックにお姉様とキスしたかったけどって、何考えてんだ私。仕方ない、盛りのついた楓を満足させるべく唇を許す―――
―――ちょっんんんッ……
最初は甘く唇を噛まれチロチロと舐《ねぶ》られると、それは段々と激しさを増し、舌先を誘われるように絡んで来る。腰を抱かれ楓の胸に手を添えると、絡み合う舌が理性を奪い、内腿を滴り落ちる愛の熱情が全てを彼女に委ねさせてしまっていた。
ドア一枚向こうに人が居ると考えただけで、興奮が冷めやらない。
途中からは、まるでラクダとでもキスをしているかのようにべろんべろん舐め回され気持ちが冷めてしまった。女は雰囲気が大事である。いい加減嫌気が差し、胸を突き放すとガタンと音を立ててしまう―――
―――まずい!!
「おや? どなたか、ご使用中ですか?」
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