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頂いたコメントを元に作成しております。
リクエストありがとうございます。
※第1話の [必読] を必ずお読みください
※エセ関西弁
※誤字/脱字 あり
「これ…ちゃんと、着れてる…?」
全身鏡を前に、ロリータ服を着れているかどうか何度も後ろ姿を映して確認した。後ろに振り向く度にスカートがヒラヒラと動いて、見ているだけで気分が上がってくる。ロリータ服を着るのはこれで何度目か分からないが、未だにコルセットの感覚などには慣れない。
今日の服装は、よくお世話になっているブランドのワンピースだ。色はシンプルに白色だが、所々に緑色の飾りが付いたワンピースになっている。それに白色といっても、光の当て具合によってはキラキラと光って見える。俺はその部分に目を引かれて購入してしまった。
「そろそろ出な…」
ただでさえ、ロリータ服は着用するのに時間が掛かる。そのため、出掛ける数時間前に準備をすることが多い。化粧は俺の肌事情の関係で下手にできないため、普段はマスクを付けている。まぁ、化粧時間を時短できて俺にとっては楽だ。
フリルの多く、ボリュームのあるワンピース。筋のある腕を隠すためにレースのロンググローブを付け、喉仏も見えないようマフラーを巻く。ワンピース自体にボリュームがあるため、ガタイのいい体が隠せてよかった。
「よし。出掛けよ」
手提げだと片手が塞がれて不便のため、今日は服に似合うショルダーバッグで出掛ける。バッグ自体は小さいが、必要な物が全て入るため何だかんだ便利だ。
今日の天気は予報通りだと晴れのはずのため、傘などは不要だ。ロリータ服には可愛らしい小物も必須だが、今日は服を買うと決めている。雨の日にロリータ服のまま可愛らしい傘を差すのも、また違う感覚を味わえそうだ。
街中は相変わらず、平日というのに人集りで困る。チラチラとこちらを珍しいものを見る視線があるが、気のせいだと自己暗示した。ロリータ服を着て外に出ると、毎度こういう視線を向けられるが未だに俺は慣れていない。
さっさと服買って帰ろ、なんて思いながらショッピングモールに向かった。
「(これ、新作やん…買おかな)」
よくお世話になっているお店が、新作のロリータ服出していた。新作の他に、買おうか悩んでいた服もあったためこの気に購入するかどうか悩んでいた。新作は可愛らしいが、前に目をつけていた服も欲しい。今日は散財すると決めたため、財布には軍資金が沢山ある。最悪銀行からお金を下ろすことも可能だ。
数分程熟考した結果、新作と気になる物を両方買うことにした。よくお世話になっているお店で、店長から可愛がられてることだしまあ良いだろう。
そのまま別のお店を回った結果、気づけば両手には重い荷物が増えていく始末だ。
「買いすぎたな…」
両手には大きな紙袋を抱えており、入っている物が服といえどかなり重い。後半から楽しくなってきて、沢山購入しまった。まあ、これで楽しみが増えたと思えば安いものだ。
ずっと厚底の靴で歩いていたからか、足が棒のように動かなくなっている。そんな状態のまま、紙袋を抱えて自宅に向かった。
「ただいまだぜぇー…」
息を切らしながら自宅に戻り、買ってきた紙袋を自室に置く。重たい物を持っていたせいか、腕がジンジンと痛んだ。
風呂に入る前に、購入した紙袋を並べて写真に収める。そのまま活動垢とは違う裏垢に、先程撮った写真を投稿した。写真を投稿するとすぐにいいねと返信がつく。そんな返信欄を眺めながら、風呂に入る準備をした。
「こんなんメンバーにバレたら終わりやん」
紙袋を見つめながら、そう口からポロッと出た。
こんな趣味バレたら引かれること間違いない。それに、俺のキャラとも違う。でも好きなことには変わりないし、この先も楽しんでいきたい。
「明日撮影やし、さっさと寝な…」
そんな考えをしても意味はないと思い、さっさと風呂に入ることにした。さっきまで重たい服を着ていたせいか、体が身軽に感じる。お湯の出たシャワーを浴びながら、じっと今日の出来事を思い出す。
沢山買い物をして、気になっていた服も買った。
また明日から楽しみが増えていって、俺は大満足の気分だ。
最後まで閲覧して頂き、誠にありがとうございます。
かなり自分の好みを入れてしまいました。
お気に召したら幸いです…🙇🏻♀️
気づいたら文字がつめつめになっていました😵💫
何故か女装といったらロリータ服のイメージがある。(zさんが短いスカートを履く、とかにしたら良かったかもしれませんね…)
[2025/6/10投稿]
コメント
4件
ふへぇ!!神作!🥹🫶これ本垢で投稿しちゃう的なやつですか?気になりすぎます!楽しみにしてます🙇🏻♀️💖
可愛いいいい!! わかります。 zmさんといえばロリータのイメージ。かわいい。 次も頑張ってください!