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🦊)…(もぐもぐ
🦊)あいたんだ。すまんね。
🦊)んじゃ、いってら~
葵視点
「なんか聞いちゃいけない事だったら
悪いんだけどさ、他には誰か住んでるの?」
思えば1人で暮らしているなんて凄すぎる。
しかもこの年齢から((葵もしようとしていた
すると明らかに海斗の表情が曇り、
顰めっ面になる。
すると静かに、
けれど圧が籠っているように話し始めた。
海斗)「…ま、弟…は居るわな。」
海斗)「病弱で、元気は無いんだ。
1年前 から謎の病気でな、
だから俺はとあるきのみを探してるんだ。」
「とあるきのみって…どんなきのみ?」
海斗)「 何でも治せる幻のきのみ…だそうだ。」
海斗)「要は、秘薬だけれど、
全然見つかんねぇ幻の薬って訳。」
海斗)「だから俺が死に物狂いで探しても、
中々見つかんねぇって事。終わってる。」
海斗ははぁ、とため息をつき、
それ以降黙り込んでしまった。
その言っている弟くんがどんなものなのか、
好奇心が見てみたいと訴え始めた。
「…ねぇ、弟くんって一目見れたりしない?」
海斗)「…ま、別にいいぞ、
苦しい声が聞きたいなら、な。」
と言うと顔を伏せてしまった。
そりゃそうだ、見る限り海斗は弟が大好き。
この年でこんな事が起きるなんて、
相当きついはずだ。
しかも、1年前からだから、
それまで彼は耐えてきたのだろう。
恐らく精神面は鋼のメンタルだが、
1年も耐えてきたなんて、凄すぎる。
「別にいいよ。もしかしたら、治せるかも、だし。」
海斗)「ッ本当かっ!?」
ばんっと机を大きく叩いた音が響く。
そりゃ治せなさそうなのに治せると聞いたら、
びっくりするだろう。
海斗)「ならっ、ならっ…、!
速く、こっち…、!」
とさっきの状況とは打って変わって、
慌てふためきながら案内してくれた。
葵視点
???)「ぅぅ゙…ゃだッ…辞めてッ…」
近づくにつれて苦しそうな声が大きくなっていく。
海斗の顔も眉間に更にシワを寄せていく。
海斗)「…ここだ。ここが、弟の部屋。」
ドアを見ると、つたない字で看板に、
ゆいとと書かれていた。
そのゆいとと言う字の周りには、
縁に四つ葉のクローバーと 蝶が
愛嬌のある絵で描かれていた。
多分この苦しんでいる声が結人なのだろう。
ドアを開けて見ると、
結人)「やだッ…やだッ…!
連れて行かないでぇ…、!」
目は閉じているが、悲痛な叫びをあげている、
弟…、いや、結人がいた。
海斗)「…毎日、毎日これなんだ。
もう可哀想で、
この地獄から解放してあげたくて…、!」
そう言いながら海斗の目には水の膜が張る。
今にも泣き出しそうだ。
「私の異能なら、行けそうなんだよね。」
海斗)「本当か!?どんな異能だ?」
「空間を操る異能…、
だからその幻のきのみ?とやらが
たっくさん生えている空間に行けば…」
海斗)「結人を救えるってか…名案だな笑」
とやっと海斗が少し笑顔を浮かべる。
心なしか期待の視線が強くなってる気がした。
「まぁもう早速行っちゃってもいいけど、
どうする?」
海斗)「んなもん行くに決まってるよ!!!
ほら、さっさと空間用意せぇ」
判断を委ねてみると案の定即答だった。
だが、きのみの形・色などの物が分からないため、そこは海斗が絵にして伝える事にした。
海斗)「こんなふわふわとした
ピンクと青のグラデーションで…、」
「ふむふむ…、」
葵視点
「よぉし大体分かったよ~」
海斗)「…本当に、助けてくれるんだな?
…弟を、救ってくれるんだな?」
「あったりまえよ~!
無視なんてこの私が出来ると思う~?」
海斗)「思う」
「おい助けねぇぞ」
海斗)「すいませんでした」
「よろしい」
そんな、他愛ない会話をしながら、
着々と異能の準備を進めていく。
空間が少し遠かったのか、
時間が掛かってしまったが、
無事空間は用意出来た。
後は入るだけだ。
「…よしっ、空間準備は出来たよ。
海斗は、入るの?」
海斗)「…入らないなんて
選択が出来ると思うか?笑」
「…だよね笑 んじゃ、早速入るよッ」
空間に飛び込む準備をし、
私たちは一目散に空間へ飛び込んだ。
葵視点
「いてて…あっきのみあった!」
ときのみがなっている木を見つけ、
そのきのみを取ろうとした。だが、
???)「お前さん、ちょいと待ちなさい。」
静止の声が掛かり、葵の体はピタッと止まった。
「っえ何ですか?
何か触れちゃダメなんですか?」
???)「触れちゃダメ…というか
ちょいと一工夫必要なんじゃ。」
明らかに困惑する葵と思考するその人。
髭が生えているため老人…のようだ。
???)「そのきのみには皮に猛毒が存在しており、
触ったらどんな生き物も即死してしまう。」
???)「だが、それを対処する為に
特殊なゴム手袋を着けなくてはならない。」
???)「わしが止めなきゃぁ
お前さんは即死だっただろうな、わっはっは!」
と言いにこにこと笑い出す。
「は…はぁ…」
急に語りだしたお爺さんらしき口調の人を横目に
海斗を探す。
そういえばここに来てから居ないな、なんて。
「ッまさか…(小声」
そう、私が思った事…それは、この皮の猛毒の事。
海斗がこの場に居ないということは、
猛毒の事も聞かされていない。
…海斗が死に至ってしまうかもしれないのだ。
「取り敢えず、そのゴム手袋とやらを、
速く渡しやがれ下さい。」
???)「それは敬語と言えるのじゃろうか…(呆」
???)「まぁよいか、ほれ、これがゴム手袋じゃ。」
といい、懐から出したかと思うと、
ぽいっと手袋を投げられた。
それはいつも日常生活で見るような
ゴム手袋ではなく、手作り感満載の手袋だった。
「ありがとうございます、
ついでにあんたの名前は?」
???)「敬語かタメ口かどちらかにしたまえよ…。
まぁ、わしの名は心寧。
老人ではないぞ、
まだピチピチのじぇーけーじゃ!」
「その口調で言うなよ。」
心寧)「はは、すまぬな。これでも前世が…。」
心寧)「…これ以上は禁句じゃな、
ほれ、お前さんの大事な人が
ぴんち?なのじゃろ?」
「…なんで分かった?」
心寧)「ふっじぇーけーの名は
伊達じゃないぞい!」
「ま、あんがと。んじゃ。」
礼をいってさっさと海斗を探しに行こうとした。
あの人、危なっかしいから。
心寧)「待った。そのお仲間さんは、
ここから南東にいるぞい。」
「…スゥー⤴南東isどっち方面?」
心寧)「そんな事も知らんのか…。
ほれ、まず地図。南東はあちらじゃぞ。」
地図を受け取って見てみると、
ぼろっぼろだった。
所々手書きの跡もあった。
「何もかもありがとうございます…。
では失礼します。」
方角しか分かっていない海斗の方へ、
私は一目散に走っていった。
…あそこがあんな危険な場所とは知らずに。
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🦊)ふわぁ…ぁ…ねむ…
🦊)あ、帰るの?んじゃ、またね~👋