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そのメッセージが送られてきた直後から、グループは一気にざわつき始めた。
「何これ」
「誰が作ったの」
「真白って誰」
クラスメイトたちの短い言葉が、次々に画面を流れていく。
私は布団の上で固まったまま、その流れを見ていた。
知らないふりをしている人もいれば、本気で意味が分かっていないような人もいる。
でも、その中に一人だけ、何も送らないまま既読だけをつけている人がいた。
担任の先生だった。
私は息をのんだ。
今日、職員室の先生は、担任は学校に戻っていないと言っていた。
なのに今、このグループにはいる。
しかも、何も言わずに既読だけつけている。
次の瞬間、また新しいメッセージが届いた。
午後五時十二分を知ってる人は、視聴覚室へ。
グループの空気が一気に止まった。
画面の上に、何人もの既読がついていく。
けれど、返事は誰も送らない。
そのとき、あおいから個人メッセージが来た。
「行かないで」
すぐに続けて、もう一件。
「でも私、もう無理かも」
私はすぐ電話をかけた。
何度呼び出しても、あおいは出ない。
メッセージを送っても既読がつかない。
嫌な予感がして、私はコートも着ないまま家を飛び出した。
夜の学校なんて、ふつうなら入れない。
でも正門の横の小さな通用口が、なぜか少しだけ開いていた。
中庭を抜ける風が冷たかった。
校舎は真っ暗で、どの窓も黒く沈んでいる。
その中で、旧校舎の二階だけに、ぼんやりと白い光が見えた。
視聴覚室だった。
私は息を切らしながら階段を上った。
足元ばかり見ていると、三段目で足が止まる。
最初の通知を思い出したからだ。
真白は、最初からここへつながる道を教えていたのかもしれない。
やっとのことで視聴覚室の前までたどりつく。
ドアの向こうから、低い機械音が聞こえていた。
そしてその奥に、誰かの泣く声が混じっていた。
あおいの声だった。
コメント
1件
ちょ、待って……担任、学校にいないはずなのにグループに既読つけてるってマジで怖すぎる😨 真白って誰かも気になるし、「午後五時十二分」の意味もまだ謎だし……でもあおいからの「行かないで」と「もう無理かも」で胸がぎゅってなったよ。読んでるこっちも息が止まりそうだった。 夜の学校、暗い校舎のなかでぼんやり光る視聴覚室、そこにあおいの泣き声……全部が繋がってくる感じがゾクゾクした。続きが気になりすぎる…!😣✨