それではどうぞ
🇬🇧…日本さん
🇯🇵わっ…どうされましたか?
今日は金曜日。
明日は私にしては珍しく休みだというのに、そんな日に限って残業が残っている。
…まぁというのも、同僚に押し付けられた物ばかりですが。
ちらっと時計に目をやれば、針は8時を指していた。
あーもう…正直泣きたい。
そう思っていた矢先、イギリスさんが声を掛けて来た。
🇬🇧残業ですか?お疲れ様です
🇯🇵えっ、あー…まぁはいそんな所ですね
何故こんな時間にイギリスさんがいるのだろう?私は辺りを見渡すが誰もいなく、私とイギリスさんしかいない。
🇬🇧もし良ければ手伝いましょうか?
🇯🇵あっ、本当ですか?是非お願いします!
ここに来て救済者…!
私は早く帰りたかったのもあり、イギリスさんに率直に助けを求めた。
🇬🇧…良いでしょう。ですが私が貴方の手伝いをする代わり、私のお願いを聞いてくれますか?
…だが、イギリスさんはそう優しくない。
イギリスさんにそう加えて告げられた。
🇯🇵分かりました
だが私は早く帰りたい一心で、何も考えずその要求を聞き入れてしまった。
その時、イギリスさんが僅かに微笑んだのを、私は気付かなかった。
🇯🇵あ〜!やっと終わりました…!
あれから私はイギリスさんの手を借りて、仕事を順調に進め、一時間程度で終わらす事が出来た。
🇯🇵イギリスさんありがとうございました本当に…
🇬🇧いえいえ、お役に立てて良かったです
私がそう御礼を言うと、イギリスさんはフッと笑みを溢す。
🇯🇵…あっそう言えば、イギリスさんのお願いを聞いていなかったですね、何ですか?
私はイギリスさんとの約束を思い出し、イギリスさんに問う。
🇬🇧あ〜…そうでしたね
そう言い、コツコツと近づいて来たかと思えば、イギリスさんは椅子に座っている私の上に乗る。
🇯🇵いっ…イギリスさん?
私の言葉に何も答えず、イギリスさんは私の手に手を重ねた。
と、思った瞬間、唇に柔らかい感覚を覚えた。
🇯🇵んっ⁈んっ…うっ…
私は驚きの余り、イギリスさんを離させようともがくが、手を押さえられている為抵抗が出来ない。
🇯🇵んっ…っ…
数秒の後、ゆっくりと離された口からは、私とイギリスさんを繋ぐ透明な糸が伸びていた。
🇬🇧…日本さん
イギリスさんが優しく私の顔を包み込む。
🇬🇧…今夜一日、私に貴方の一夜を売ってください
私は先程の快感に頭が上手く働いていなかった。
私は小さく頷き、イギリスさんに抱えられるように会社を後にした。
🇬🇧今夜は長くなりますよ
イギリスさんはどこか嬉しそうに呟く。
…その後、イギリスさんの言う通り、今夜はとても長く感じた。
『終』
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(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ