「10分間の官能小説集」講談社文庫
石田衣良 睦月影郎 他著
石田衣良やあさのあつこといった現代小説の旗手たちが書いた「10分で読める」短編エロ小説集。
約20ページの中に、過不足なく登場人物の描写とエロ描写が描かれてる。まぁ、エロ描写については、一冊丸々使った長編に比べれば分量的にアッサリしてるのは仕方ないし、言うほど過激でもない。
でも、限られたテキスト量の中で、起承転結と登場人物の説明、Hの描写が描かれているのは、確かにこれがプロの技術だと思い知らされる。
無論、チャット形式ではないし、擬音も殆ど使われていない。
漫画「バキ」の中で範馬勇次郎が「強くなりたければ喰らえ」と言っていたが、「上手くなりたければ、これを読め」と言わせて貰う。
他者に一歩差を付けたいのなら読め。読んで技術を盗み取るんじゃ。
全ての技術は模倣から始まるんじゃ。
土曜日は酷い雨でしたが、日曜日は晴れましたねぇ。
コメント
4件
あさのあつこって官能小説書いてたんですか…ゴリゴリ児童書の人だと思ってたので驚きました