「みんな、落ち着いて聞いてほしい
……部屋のなかにどぬくさんがいない…!」
「嘘だろ?!」
「じゃぱぱ部屋のなか見せて!」
みんなさまざまな反応を見せているが、やっぱりみんな驚いているみたい
いや俺もびっくりしてるけどさ……まさかいないなんて、考えもしなかった
どぬくさん、どこに行ったんだよ……
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あれから、どぬくさんの部屋のなかを探しまわったけど、
手掛かりになりそうなものはなにもない
「あー、何もない!」
俺は深いため息をつきながら、どぬくさんのベッドのうえに倒れこんだ
「もう!じゃぱぱさん、疲れるのは分かりますけど、ちゃんと探してください!」
のあさんに怒られた……
ちゃんと探そ…言うこと聞かなかったらあの斧持ってくるかもしれない
でもかれこれ1時間探しているけど、なにも証拠がない
さすがに諦めかけたその時……
「じゃっぴ!なんかあったよ!」
扉を勢いよく開けて、もふくんが入ってきた
その音と声で、全員集まってきた
「え!ホントに?!」
ていうか、もふくんが外から来たってことは、部屋のなかになかったってこと?
……俺の苦労は一体……
「なんかそれ日記みたいだね」
もふくんが持ってきたのは、結構厚めの日記
「うん、それっぽい…早速見てみる?」
「うん」
ということで、日記を開くと、最初のページにはこう書かれてあった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日、からぴちのみんなでシェアハウスをすることになった
しかも豪邸!
とっても嬉しい!
正直、こんなすごいところに俺が住んじゃっていいのかって思ったけど
じゃっぴは、はしゃぎすぎてこけてた
とっても面白かった!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「……なんかそんなこともあったなぁ…」
「あの時は本当に面白かったですね」
日記を見て、少し場の空気が和んだ
そのあとも、最初のページから日記を見ていった
夢中でみんなと一緒に見続けて、1時間ほどたった
なんか人の日記見るとか悪いことしてる感じがするけど、まぁしょうがないよね?うん
そしてとうとう最後のページ
そこには衝撃的な内容がかかれており、みんなの表情が険しくなった
「っ…みんな、どぬくさん捜しに行くぞ!」
「おぅ!/はい!」
俺がそう言うと、みんなと一斉に玄関に向かって走り出した
どぬくさん…どうか無事でいてほしい
日記には、こうかかれていた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日はものすごく頭が痛かったから、撮影を断った
今日の撮影、楽しそうだったな
みんなの笑い声が聞こえてきた
もう、“きちゃった”のかな……
この事がばれる前に、俺はみんなの前から消える
さようなら……今までありがとう
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