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加賀美視点
玄武邸
長尾「あ、弦月!それに、御三方も。」
加賀美「ご無沙汰しています、長尾さん」
玄武、甲斐田さんの眷属、長尾さんと弦月さんは私が代替わり後のときにお世話になった方たちだ。
それは不破さんと剣持さんも同様で
長尾「いやぁ〜甲斐田も代替わりの時期になっちゃいましたよ〜青龍様ぐらい大人しいならいいんですけどねぇ」
剣持「その話はしないでください…」
弦月「朱雀様も大変でしたねw」
不破「え、俺そんなに大変だった?!」
赤子の頃の話をされるとタジタジだ。
加賀美「それで…玄武は?」
長尾「あ、こちらでーす」
ガラッ
扉を開けた先にいたのは、小さな姿ですやすやと眠っている甲斐田さんだった
不破「うわぁ…!」
剣持「あ、そっか。朱雀は代替わり見るの初めてだもんね?」
現在一番長生きなのは青龍。その次に私、そして朱雀だ。
その3人の代替わりを見てきた玄武が、今回順番的に代替わりだ。
加賀美「よく寝ていますね〜」
剣持「それじゃあ、今まで通りお世話はお二人にお願いしてもいいですか?」
弦月「はい、お任せください。」
朱雀「俺等はなにするん?」
加賀美「私達は主に鍛錬や勉強ですね。」
不破「ほえー」
剣持「朱雀は鍛錬中はいきいきとしてたけど、勉強中はすっごい嫌そうだったよねw」
不破「だって勉強は嫌やもん…」
剣持「でも、白虎はどっちもできてたよ。鍛錬は怪力すぎて大変だったけど。」
加賀美「すみません…。」
剣持「まぁ、僕らがしっかり育ったのも全部、玄武のおかげだし、恩返ししますか。」
不破「おぉ〜!」
加賀美「シィ-!玄武起きちゃいますって!」
剣持「いや、白虎もうるさいよ」
一週間後
剣持「ちょっ?!玄武!!待ってってば!」
甲斐田「あぅ〜!!キャッキャッ」
不破「成長するのめっちゃ早くね?四神ってそういうもんなん?」
加賀美「そんなことはないと思うんですけど…?」
不破「だっておかしくないっすか?!一週間しか経ってないのに、もう猛スピードでハイハイしてるんすよ?!」
加賀美「いや、おかしいとは思ってますよ?!」
剣持「多分亀と一緒で、成長が早いんじゃないですかね?そういうとこ結構似ますから。」
不破「そういうもんなん…?」
甲斐田「うぅ〜…グスッ」
加賀美「どうかしましたか?」
長尾「あ、お腹すいたんすね〜そろそろご飯の時間だし。弦月〜?」
弦月「なに〜?」
長尾「甲斐田のご飯おねがーい」
弦月「御三方の前では玄武って方で呼んでって言ったよね?!ご飯は今作るから!」
長尾「さーせん」
加賀美「…やっぱ慣れていますね。四人目ともなると」
不破「そういや、二人は甲斐田が眷属にしたんやっけ?」
長尾「そうっすねー、眷属にしてもらってからは長生きですけど、二十歳の時に眷属にしてもらったんで結構長いっすね!」
不破「眷属も長生きになるん?」
剣持「え、知らなかったの?」
加賀美「四神の眷属になった場合、不死身とまではいかないですが不老になりますね。なので寿命で死ぬことはないかと」
長尾「まぁ!殺されたりしない限り死なないっすね!」
弦月「朱雀様は眷属いらっしゃらないんですか?」
剣持「あれ?いましたよね?」
不破「俺も二人いますよー」
加賀美「確か三枝さんと黛さん…でしたよね?」
弦月「眷属いるのに知らなかったんですか?」
不破「ん〜…(汗)」
弦月「あ、ご飯できましたよ〜」
甲斐田「んぅあ〜!!」
甲斐田「スヤスヤ…」
不破「やっと寝たかぁ…」
加賀美「でも、不破さんの時とは全然違いますね!」
剣持「そうだねぇw」
不破「まじで俺ってどんな感じやったんや??」
〜〜年前
甲斐田「朱雀!!待ちなさい!!」
不破「ふぅ〜〜!!ビューン」
剣持「うわっ危なっ?!」
加賀美「ガシッ捕まえました!」
不破「あ」
甲斐田「朱雀??あれほど室内では飛び回るなって言ったよね???」
不破「うぅ〜…ごめんなさい」
剣持「小さい時から飛び回ってて捕まえるの大変だった〜」
加賀美「まぁ、少しは大人しく育ってくれてよかったです。」
不破「なんかさーせんw」