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ぴぴ
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#ご本人様には関係ありません
𝒔𝒑𝒊𝒌𝒂
3,431
その日、スタジオはいつもより少し騒がしかった。
スタッフたちがバタバタ動いていて、誰かの笑い声も混ざっている。
(……なんか嫌な予感する)
廊下を歩いていると、ちょうど角の向こうから声が聞こえた。
心音「正直さ、あいついると空気重くない?」
らいと「あー……まぁ、分かる」
みかさ「頑張ってるのは分かるけど、逆に気を使う」
ロゼ「可愛いのが余計に面倒なんだよね」
メルト「近づくと調子狂う」
らぴす「……っ」
足が止まる。
息がうまくできない。
心音「でもさ、本人には言えないじゃん」
ロゼ「だって泣くでしょ」
らいと「面倒になるだけ」
みかさ「だから距離取ってる方が楽」
メルト「関わらないのが一番」
らぴすはゆっくりと後ろに下がった。
(……そういう、ことだったんだ)
胸の奥がぎゅっと潰れる。
(俺が悪いとかじゃなくて)
(“存在が邪魔”なんだ)
そのまま誰にも見られないように廊下を抜ける。
トイレの個室に入って、扉を閉める。
らぴす「……はは」
声が乾いていた。
らぴす「やっぱり……そうだよね」
鏡を見ても、自分の顔がうまく見えない。
笑おうとしても、口角が動かない。
その頃、スタジオ。
心音「……ん?今、誰かいた?」
らいと「気のせいやない?」
みかさ「まぁいいでしょ」
ロゼ「別に聞かれても問題ないし」
メルト「……どうでもいい」
一方。
らぴすは個室から出られないまま、時間だけが過ぎていく。
(もう戻れないかもしれない)
(戻っても、同じ目で見られるだけだし)
スマホが震える。
マネージャー「戻ってきてください」
らぴす「……」
返事はできなかった。
しばらくして、ようやく個室を出る。
誰にも会わないように、俯いたまま歩く。
でもそのとき。
廊下の向こうから足音が聞こえた。
らぴす「……っ」
──第3話 終わり。
【次回予告】
ついに“避けられている理由”が決定的になる。 そして、らぴすの心は少しずつ
壊れていく──。
Next❤400.🌾4
コメント
4件
早く続きが見たい!!