「ねえ!」
眼の前の人に睨まれる
「眼の前の人に向かって変な人とか失礼じゃない?しかも初対面だよ!」
「え…あ!もしかして声に出てました?
さーせん」
気のない返事と共に頭を下げる
「それが人に謝る態度!?…もう良いよ、このくらいで許してあげる 私も猟団のジジイじゃないから」
後ろを向いて歩き始める
「やっぱり変な人だな〜」
そう言うと振り向き
「次言ったらぶっ飛ばすよ…!!!やばい!こんなことしてる場合じゃない!お店閉まっちゃう〜!」
そう言い残し猛ダッシュで走り去って行く
「さて、愛銃の弾でも買いに行きますか」
夜の宿屋にて
「結果はっぴょー!」
ガサゴソと買い物袋を漁る
「まず1つ目がチョコレートケーキ!!!
安心してください、自腹で買ってますよ!」
まるで自分がものすごいことをしたような目でこっちを見てくる
「後でいっしょに食べましょ」
「急に耳元で囁いてくんな気持ち悪い」
「ひどーい、そんなふうに拒絶しないでくださいよ〜」
「…他に何買ったんだ?」
「あとは、愛銃の弾とメンテ用の消耗品一式 それに食料品をいっぱい!」
遠足に持っていく弁当を見た幼稚園児のような表情になっている
「カナラの愛銃って?」
「フッフッフ それは実戦でのお楽しみということで」
「それはこま…」(まあいいか、あいつもそこまでアホじゃないだろうし、銃は砂漠で使えるやつにしてるだろ)
「? どうしました?」
「いや、何でも無い」
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